エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】“伝説のJR博多駅7000人”イベントで二宮和也に博多弁を教えた友達とは。

映画『プラチナデータ』の全国キャンペーンで博多を訪れた二宮和也が、3月28日にJR博多駅前で行ったシークレットイベントに7000人ものファンが集まって話題となった。彼はそのイベントで「友達から教わった」という博多弁「しゃれとんしゃあ」を披露したが、当日密着取材した福岡のテレビ番組でその友達の正体が明かされたのだ。

二宮和也が主演する映画『プラチナデータ』のキャンペーンで、全国5都市の劇場を3日間で回った舞台あいさつの打ち上げとなったのが福岡のT・ジョイ博多だった。その二宮に、舞台あいさつからJR博多駅シティで行われたイベントまで密着した福岡のテレビ番組『ナイトシャッフル』(FBS)が、その内容を4月14日に放送した。

番組スタッフはイベントの2日ほど前に二宮サイドへ打診して、直接会えるかは確約できないという前提で密着取材の許可を得ることができた。担当したお笑いコンビ、EE男の山口宇史とモデルのSAORIは、なんとか二宮が取材を受けてくれるようにあらゆる手段を試みたのだ。

山口は二宮がハリウッド映画にデビューしていることからハリウッドつながりで関心を引こうと、自身のものまね芸でもあるエディ・マーフィに扮した。さらに彼がマジック好きなことから、全日本大会2位の実力派マジシャン・Rintaroを急きょ呼びよせたのである。

プラカードに「ナイトシャッフルです 映画のPRしませんか?」、「絶対、ウケるマジック教えます!」、「絶対、ウケる博多弁教えます!」と書いて二宮の控え室の隣で待機し、彼にアピールできる瞬間を狙ったのである。

二宮の周囲は関係者が囲んでおり、様子をうかがったSAORIも「ピリピリしています」と緊張していた。そんな状況で、勇気を出して山口がエディ・マーフィのものまねでアピールすると、「あれ?」と二宮が笑顔で急接近してきたのだ。彼はすぐに舞台あいさつへ向かったが、感触はあった。

やがて舞台あいさつが全て終わり控え室へ戻ろうとする二宮に、「マジック、本物を用意しました!」と猛アピールすると「スゲエ!」と彼も関心を示した。さらにエディのものまねで「ナイトシャッフルっていうエド・サリヴァン・ショーもびっくりなマンモス番組なんだよ」と迫ると、なんと控え室に通してくれたのだ。

はじめに実力派マジシャン・Rintaroがカードマジックを披露。二宮がその腕前に興奮したところで、改めて主旨説明しインタビューを承諾してもらった。そこで山口が「まずは、二宮様ごぶさたしております」とあいさつした。実は番組『嵐にしやがれ』で、EE男は5~6回ほど前説を務めたことがあるのだ。ところが二宮は彼らのことを覚えていなかったようだ。

気を取り直して福岡の印象を尋ねると、二宮は「福岡のみなさんは温かい」、「東京で唯一行く店のご主人も博多の人なんですよ」と答えている。そんな彼に「絶対ウケる博多弁」として、「女の子に『今日の服、しゃれとんしゃあ』と言ったらもう大ウケですから」と伝授したのだ。

この“しゃれとんしゃあ”は「オシャレだね」と称賛する意味だが、同番組のメインMC・山本華世が愛用する言葉でもあり、別番組で持つコーナー名にも使われている。実は密着取材に同行できなかった山本から山口は「二宮くんにこの博多弁を教えておいて」と釘を刺されていたのである。だが、この後に博多駅で行う大イベントで使って欲しいと頼まれた二宮は「ちょっと規模が大き過ぎるよ~」と難色を示したのだ。

二宮のあいさつする時間が近づくと、JR博多駅前には7000人の人だかりができた。別の仕事を終えた山本も駆けつけると、「かーよっ、かーよっ!」のコールが起きるほどの人気だ。そしてコールがやがて「ニーノっ、ニーノっ!」へと変わると「二宮和也さんですっ!」という紹介と共に彼が姿を見せたのだ。

歓喜するファンたちに「高いところから失礼します」とあいさつした二宮がトークする中で、進行の女性から「博多弁的なものは覚えられたりされましたか?」と尋ねた。すると彼は「僕の友達から教えてもらった博多弁ですが」と切り出したのである。

彼は7000人の観衆を指さしながら「よく見たら、今日は本当にみんなの服装“しゃれとんしゃあ”」と発言したのだ。これには大きな歓声があがった。両手をあげて喜ぶ者や感激する女性も見られたほどだ。その反応が嬉しかったのだろう、二宮も「しゃれとんしゃあですよ、みなさん!」ともう一度博多弁を披露していた。

この日のイベントについては、二宮が「みんな、しゃれとんしゃあ」と博多弁を交えながらあいさつしたことが報道されていたが、彼がそれを話すまでには地元テレビのこうした努力が隠れていたのである。これからも、の福岡公演などで二宮が「しゃれとんしゃあ」を使ってくれるとファンも盛り上がりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)