エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「私は乗り鉄です」。自民党・石破幹事長の“鉄男”ぶりにSMAPも感動。

石破茂自由民主党幹事長が人気番組『SMAP×SMAP』の“BISTRO SMAP”を訪れた。SMAPからの質問に気さくに答えた石破氏は、「もし時間があるのならばゆっくりと鉄道に乗りたい」と鉄道が大好きな“鉄男”であることを明かしたのだ。彼が熱く語る鉄道への思いにSMAPメンバーも感激して聞き入ったのである。

自民党からはこれまでに総理大臣になる前の小泉純一郎氏、安倍晋三氏、麻生太郎氏も“BISTRO SMAP”を訪れている。そんな前例があることから、4月22日の『SMAP×SMAP』で初来店した石破幹事長にオーナー役の中居正広が「石破さんも近々総理に…」と話題を向けると、「近々なんて、無い無い。安倍総理には長くやってもらわないと…」と答えた。

生前の渡辺美智雄氏や田中角栄氏との思い出話や北朝鮮の話題などが出たが、中でも石破氏が盛り上がったのが鉄道の話だったのだ。

多趣味で知られる石破氏だが、今はまったく趣味の時間がとれないそうだ。「もし、時間があったら鉄道に乗りたい。それも新幹線みたいにビューッと走るのではなく、ゆっくり走る鉄道に乗りたい」と彼が話すと、意外に感じた木村拓哉が「鉄男なんですか?」と尋ねた。

“鉄男”とは鉄道マニアの通称だが、石破氏が「私は乗り鉄なんです」と答えてさらに木村を驚かせた。“乗り鉄”とは列車に乗車して楽しむ方法をとる鉄男であり、石破氏は「写真を撮る“撮り鉄”、時刻表を読む”読み鉄”もあるけど、私は“乗り鉄”」と説明したのである。

だが、“乗り鉄”とはいえ時刻表も楽しむという。「時刻表を見ていたら旅行したような気分になるわけ」とその楽しみを語る彼に、香取慎吾が「(時刻表を見ながら)『ダイヤを変えたらもっとうまく行けるのに』と考える人もいるそうですが?」と尋ねると、「大好きです」と即答している。

鳥取出身の石破氏は初めて上京してきた高校生の頃を「すごくホームシックにかかって鳥取に帰りたかった」「高校生だから金もないし帰れないし」と振り返る。そんな時は、東京駅のホームで山陰へ向かう夜行特急を見たという。「出雲号っていうんですが、見ているとみんな地元の言葉をしゃべってる。『あー、これに乗ったら鳥取に帰れるんだな』と見送ってトボトボと(都内の)家に帰った」と当時の姿を思い出していた。

「そういう、いろんな夢とかが詰まっているのが夜行列車」と熱く語る石破氏に、木村が「すげえロマンチストじゃないですかっ! まじすかっ」と感動すると彼も「まじすよっ」と嬉しそうに返すのだった。

石破氏の思い出はさらに続く。「子供の頃は、特急なんて乗れない。通過駅で通過する特急列車を見て憧れていた。特急は特別な列車だったんだ。食堂車がついてるし」と語ると、中居が「今は食堂車がついてる列車は少ないですね」と相づちを打った。

すると石破氏は「今は、北斗星とカシオペアとトワイライトエクスプレス。この3つは食堂車がございます」と即答したのだ。その速さに感心した中居が「車掌さん、ありがとうございます」と敬礼すると、他のSMAPメンバーも「車掌さんに見えてきた」とやはり感動していたのだ。

そんな頃もあった石破氏だが、国会議員になってからは特急に乗る機会も多く、憧れの食堂車で宴会が開かれることもあった。まだ若手だった頃は先輩から酒をすすめられて4時間も経つとすっかり酔っ払ったという。

「できあがってるので、上着なんかその辺にかけて、寝台で寝ちゃう。そして、朝起きると財布が無い」と彼は2度も財布をすられた経験を明かしたのだ。「2度目はさすがに俺ってバカだなと思った」と苦い思い出を語った。

鉄男”といえばお笑いタレントのタモリもかなりの“通”として知られるが、石破幹事長と鉄道談義をするところを見てみたいものだ。『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングで共演する日が来ることを期待したい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)