エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「AKB48が中国ならばももクロは…」。復帰した“たかじん”がアイドル界をバッサリ。

タレントのやしきたかじんが、がん闘病による休養から復帰した。3月23日に放送された『たかじんNOマネーGOLD』は“たかじん復活SP”と題して、彼が休養中の重大ニュースについてメッタ斬りしたのだ。その中でAKB48の容姿について「クラスで10番どころか28番目くらい」と発言している。一方で取り巻くアイドルグループについて、AKB48にたてつけないと指摘しており「AKBが中国ならばももクロは台湾」とたとえてみせた。

食道がんの手術を経て治療に専念していた“たかじん”が帰って来た。3月21日に『たかじん胸いっぱい』の収録で復帰を果たした彼は、23日に『たかじんNOマネー』(テレビ大阪)のスペシャル番組を収録するとその日に放送された。テーマの1つ“AKB48の人気はいつまで続くのか”では、ナレーションでAKB48グループが上海やジャカルタにも進出していることについて「東アジアで拡大するかのような勢い」と中国の勢力拡大路線と比較して紹介された。

そんなAKB48の包囲網をつくるかのように数々のアイドルグループが乱立しており、「視聴者はワケが分からずについていけない状態。こんなテレビ界をどう思うか」と問題提起されたのだ。

頭を抱えるようにしてそれを聞いていたやしきたかじんは、「AKBのAが出たらバッとチャンネル替える!」とAKB48にうんざりと言わんばかりだ。「AKBのどこがダメなんですか?」と問われると、彼は「団体主義やから」と答えている。さらに「コンセプトがクラスで10番目くらいの可愛い子を集めているというが、1人ずつ見たら10番目じゃなくて28番目くらい」とルックスについて指摘した。眞鍋かをりが「ビリくらいですね」と確認すると「そう」と断言したのだ。

そんな彼に、独立総合研究所社長の青山繁晴氏が「でも“カチューシャ~”っていう歌があるでしょ、あれを聞くと元気が出る。いい歌ですよ」と主張すると、「分かる…中年が聞くとそう感じるようになっている」と答えており、楽曲やパフォーマンスを否定しているわけでもなさそうだ。

たかじんはAKB48を「中国みたいなもん」とたとえると、「コマーシャルやる、映画やる、ドラマやる、コントやる…」とあらゆるジャンルで活躍することについて「全部取っていってる! だから、AKBにたてつくことはもうできない!」と危機感を示した。「クローバーZとかが出てきても、あんなのこんなんですよ」と指先で小さなことを表現すると、「ももクロなんか台湾みたいなもんや、ハッキリ言って」と語ったのである。

AKB48のルックスへの指摘から始まったたかじんの主張は、最終的に乱立するアイドルグループがAKB48包囲網を組もうとも最早太刀打ちできないという意外な結論に達したのだ。

関西ローカルとはいえ、テレビでAKB48やももいろクローバーZについてここまでバッサリ斬れるタレントは少ない。今回のたかじん復帰について関西の人気タレント上沼恵美子は、テレビ番組で「たかじんさんのように指し棒でバシバシ言う人がおらんと、関西が元気にならん」とコメントしている。やしきたかじんは、復帰早々ながら期待に応えてくれたようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)