エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】“女版コロッケ”を目指すキンタロー。に、テリー伊藤が苦言。「もっと芸を磨け!」

元AKB48前田敦子のものまねでブレイク中のお笑いタレント・キンタロー。の尊敬するタレントは、大先輩のお笑いタレントのコロッケである。この日ある朝の情報番組で彼女が密着取材されていたのだが、その前日には同じ時間帯の他局の番組でコロッケが単独取材を受けていた。そこで分かったのは2人とも、お笑いタレントを目指したきっかけは「母の笑顔」だったということである。

“女版コロッケ”を目指しているというキンタロー。2月1日放送の『爽快情報バラエティー スッキリ!!』(日本テレビ系)では先月から急に忙しくなった彼女に、今の心境について語ってもらった。

今月も仕事のスケジュールがギッシリだという。出演するテレビ番組の打ち合わせや収録、雑誌の取材やイベントへのゲスト出演、キンタロー。が所属する松竹芸能の劇場への出演等々。昨年ブレイクしたスギちゃんのブログを読んで知ったのだが、ブレイク当初は出演料がまだ高くないこともあってか、沢山の色々な仕事が入って引っ張りだこになるという。深夜に自宅に戻り、翌朝早々に家を出る生活が続くようになるらしい。だがキンタロー。は帰宅して、すぐに寝ることはできないのだ。この日の取材でも、「帰ったら壇蜜さんのDVD見ないと」と話していた。少ない睡眠時間を削ってでも、新しいネタを研究することは怠らない。

そのキンタロー。が尊敬する、コロッケ。1月31日放送の『情報満載ライブショー モーニングバード!』(テレビ朝日系)内で、羽鳥慎一の単独インタビューを受けた。ものまねレパートリーが300種類以上、「本人は絶対やらないけど、何か分かる」、これがコロッケのものまねだそうだ。

自分のものまねは“似てなくてもいい”というのが、コロッケのスタンスだという。彼がものまねで最も重要としているのは、「イントロと、歌と歌との間」。本人の特徴をとらえ研究し、舞台でコロッケ流に表現する。彼はその舞台のスケジュールの合間をぬって、今も東日本大震災の被災地に出かけている。当初は炊き出しのお手伝いが主だったが、現在は無料でものまねを披露して被災者に喜んでもらっているそうだ。

母子家庭だったというコロッケ、幼い頃から生活は苦しかったという。だがいつも母親は笑顔を絶やさず、特に彼のものまねには喜んでくれた。キンタロー。も、6年前に他界した母親の「志保ちゃん(キンタロー。の本名)、面白いね」と笑っていた姿が、忘れられないと話す。どちらもお笑いを目指す原点は、“母の笑顔”だったのだ。

母のことを思い出して泣くキンタロー。のVTRを見終わったテリー伊藤が、「泣いている場合じゃないね。コロッケさん目指すんだったら、もっと芸を磨かないと」と苦言を呈した。厳しい言葉だが、きっと彼女も自覚しているだろう。なぜならインタビュー中キンタロー。は、「この道で成功したかったので、イヤなこともしょうがないことだと思うし、全然恐くない。」とキッパリと言い切っていたからだ。この覚悟が本物だということは、昨年末に起こったブログの炎上騒ぎにも動じず、前田のものまねを続ける彼女の姿が何よりも物語っている。
(TechinsightJapan編集部 みやび)