エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「問題の老老介護」。初代ビジュアルクイーンの高橋里華が“迷いお婆ちゃま”を救う。

タレントで女優の高橋里華が、ブログで夜分に街で遭遇した道に迷ったお婆さんを自宅付近まで案内したエピソードを紹介している。お婆さんから話を聞く中でご主人と2人暮らしだとわかり、彼女は老老介護の現実を目の当たりにして心配するのだった。

1992年に初代のフジテレビビジュアルクイーンとして選ばれた高橋里華も、今は結婚して母親となっている。彼女がブログ『高橋里華のオーディナリーな生活』で、12月9日に「迷いお婆ちゃま」と題してあるお年寄りとの出来事を紹介した。

日曜日の夜、夫や娘と家族で外食してお酒も楽しんだ高橋。その帰り道に、お婆さんから「あの~、すみませんが…」と呼び止められたのだ。そのお婆さんは、越してきてまだ4日目で道に迷ってしまったという。目印の小学校や銀行へ行く道を尋ねてきたが、高橋にも心当たりが無い。住所を聞くと「○○1丁目までしか覚えていない」とのことだ。

彼女は夫と娘に先に家に戻ってもらうと、携帯の地図を頼りにコンビニや通行人に聞きながらお婆さんの家の近くにある小学校まで連れて行ったのである。

時間は夜の10時頃だ。なぜ、そんな時間に歩いていたのかお婆さんに尋ねると、家を出る時は明るかったが迷ううちに暗くなったという。相当な時間を歩いているのだ。「歩くのは好きだし、歩いているほうが家でじっとしているよりも楽だから」とお婆さんは話しており、自宅にはお爺さん(ご主人)がいるとのこと。

高橋は「聞けば、お体も不自由でお婆ちゃんが介護されているとか。これ今、大問題の老老介護です」と思わぬところで高齢化社会の現状に直面して驚いたのだ。彼女はお婆さんを見送ると、「『もう、慣れたから』と笑っていたけど辛いだろうなぁ。早くお年寄りも住みやすい日本にならないかなぁ…」と日本の将来を思うのだった。

道に迷った高齢者を、自ら道を尋ねながら案内した高橋里華の行動には感心する。彼女のような思いやりを持つことも、お年寄りが住みやすい国に近づく道のひとつだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)