エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「悔しい思いもした」、「次につながる紅白にする」。SKE48が紅白単独出場決定に心境。

AKB48姉妹グループのSKE48が、今年の紅白歌合戦に単独出場することが決定した。松井玲奈をはじめメンバーがこれまで何度も悔しい思いをしたことや、応援を続けてくれたファンへの感謝の気持ちをブログで伝えている。

2008年の夏、8月23日に行われたAKB48のライブでSKE48がお披露目された。名古屋市のサンシャイン栄2階にある「SUNSHINE STUDIO」をSKE48劇場として4年間活動した彼女たちにとって今年は大きな転機となった。

AKB48関連グループとして、初めて紅白歌合戦への単独出場が決まったのだ。『SKE48 OFFICIAL WEB SITE』では、メンバーがそれぞれのブログで喜びを綴っている。

11月26日に彼女たちは「特典映像として『秋元先生との対談』を収録するから…」と呼び集められた。すると、その秋元康が登場して「紅白歌合戦の単独出場が決まりました」とサプライズ発表されたのである。

松井玲奈は、応援してくれたファンへ「皆さんが応援してくださるから、希望を感じて頑張ることができました」と感謝を伝えた。彼女はこれまでに様々な場面で、そんなファンの期待に応えられず悔しい思いをしてきたことを明かしている。「SKEがステージに上がれないこともありました。画面に写らないことも、マイクを持てないこともありました」と松井玲奈はこれまでを振り返り、「今度は胸を張ってあのステージに立てます。しかも“SKE48”として」と綴る。

そんな思いを胸に、松井玲奈は「今年の紅白でみんなで精一杯輝いて、来年は皆さんに胸を張って『SKEが好きだ』といってもらえるように頑張ります」、「思い出の紅白ではなく、次につながる紅白に必ずします」と決意を示している。

須田亜香里は、これまで『SKE48はAKB48さんと何が違うの? 同じでしょ?』といった世間の反応を感じることが度々あったそうだ。「正直悔しかったし『SKE48として認めていただけるにはどうしたらいいんだろう?』と考えてきた」という。

それだけに今回の単独出場は嬉しいのはもちろんだが、須田亜香里は「AKB48さんとの違いを認めていただけるための、今後のSKE48が決まるほどの大切な大きな第一歩」と受け止めているのだ。

佐藤実絵子は、SKE48にとって紅白単独出場は夢として語られてきたことを振り返る。だが彼女は「実のところメンバーの方が『実際は無理だろう』と感じていた気がします」と本心を明かす。メディア出演が多いメンバーは一部であり、「ほとんどのメンバーは、劇場で自分の出来ることをただただやり続けただけ」と実感しているのだ。

彼女はそんな劇場での活動から始まった小さな輪がここまで大きくなれたのは、結成時から応援してくれたファンのおかげだと感謝する。佐藤実絵子もまた「これから1か月の戦い。4年前のあの夏のように頑張りたい」と紅白に向けてやる気満々な様子である。

今年に入って、SKE48がテレビ番組に出演することが多くなった。それは彼女たちの個性がAKB48とは違う魅力として認められた証でもあり、それ故に紅白単独出場も実現したのではないだろうか。12月9日にはSKE48劇場が専用劇場として再オープンする。彼女たちもファンも、大晦日に向けてさらに気合いが入りそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)