エンタがビタミン

writer : naomaru

【エンタがビタミン♪】「疲れた」。Twitter閉鎖のトータル・藤田、初めて胸中を語る。吉本、「喧嘩を“かわせない人”開設ダメ」も。

芸能人にとってTwitterとは“宣伝としてのツール”であり、“ファンと直接交流できるツール”として開設するケースが多い。一方でフォロワーから直接届く辛辣な意見に堪えかねて、閉鎖する芸能人も後を絶たない。Twitter閉鎖に追いやられたタレントのひとり、トータルテンボス・藤田憲右がその騒動の一部始終を初めてラジオで語った。

これまでもラジオ『トータルテンボスのぬきさしならナイト!』(TBC)でたびたび、藤田の“むき出しの感情”とフォロワーとのやり取りは話題になっていた。相方の大村朋宏からは、そのたびに「本気になるな」とたしなめられてきたが、結局“むき出しの感情”は抑えられることはなくフォロワーとの言い争いは悪化、Twitter閉鎖という事態になってしまったのだ。

藤田は今回の騒動を振り返り、一言でいうと「疲れた」と語る。ことの発端は、トータルテンボスの漫才に対してフォロワーから「パクリだ」と文句を書かれ、争論が勃発した。その後、藤田は「Twitterを辞める」とその時は軽い気持ちでつぶやいたのだろう。しかし、「“辞める”と書いて辞めてない」というフォロワーの発言に怒りが再沸騰。「辞める方法が分からない」と書くと「馬鹿だな」と返されるなど、見るに堪えないやり取りが最後まで続いたのだった。結局、フォロワーに追い詰められる形で閉鎖に至っていた。

相方の大村は「辞めたらダメ」と笑う。辞めてしまえば、今までの感情むき出しの藤田のやり取りがプロレス的な演出ではなく、全て“本気だった”と証明してしまうようなものだという。大村は励ましのつぶやきも多々あったのだから、「さてと。いっちょ再開でもしますか」と軽い気持ちで再開したら良いとアドバイスを送った。

芸人の中には、有吉弘行、ロンドンブーツ1号2号・田村淳や小籔千豊のように、フォロワーとのいざこざを“ショー”のように楽しんでいるケースもある。こうした所作は、トータルテンボスが所属する吉本興業でも推奨しているようで、事務所主催の若手芸人を集めたコンプライアンス研修では「ロンブーの淳みたいに、ケンカをかわせない人は開設しないでください」と指導をしているそうだ。

その淳のTwitterにフォロワーから、「友達の藤田のTwitterを復活させて!」というコメントが書き込まれた。淳は「Twitterもブログも自分の意思でやるもの。周りがとやかくいうことではないと感じる」とつぶやいている。これが、吉本が奨励する“大人の返し”である。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)