イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達・番外編】「感情が崩壊」。両乳房切除のクリスティナ・アップルゲイト、術後の心境を語る。

乳がん宣告を受けた末の、両乳房切除手術。女性にとっては大変過酷なこの手術を受けた女優クリスティナ・アップルゲイト(40)が、当時を振り返り「感情が崩壊したような状態だった」と告白した。

女優クリスティナ・アップルゲイトが乳がんを患っていると報じられたのは、2008年のこと。乳がんに侵されていたのは片側の乳房だけだったものの、実母も乳がんとその再発に苦しんでおりクリスティナ自身も同じ乳がんの遺伝子を受け継いでいることから、同年8月には両乳房切除手術に踏み切り大きな注目を集めた。その後クリスティナはミュージシャンと婚約、2011年には待望の女児に恵まれている

そんなクリスティナが人気誌『MORE』の11月号に登場した。「申し分ない乳房が無くなって、寂しいと思うこともあるわ」というクリスティナは、手術した当時を振り返り以下のように発言している。

「良かったことといえば、情報を公開したこと。事実を語りつつも、自分の身に何が起きているのかは深く考えずにすんだから。でも(病気に関する報道が)減った頃、すべてがガラガラと音を立てて崩れてしまったような気分になったわ。」

そのような状態に陥りながらも、周囲の人々の支えで少しずつ立ち直ったクリスティナは昔からの友人であったオランダ人ミュージシャン、マーティン・レノーブルと再会。瞬く間に恋に落ち、彼女の人生は再び輝きを取り戻している。

「彼と私は、友人関係にあった頃も互いのことをとても大事に思っていたの。彼は私の元にやってきて寄り添ってくれた。そして恋に落ちたの。彼は私の元にやってくる運命だったのよ。」

そんなマーティンとの間には2011年1月に愛娘セイディー・グレイスちゃんが誕生しており、第2子をもうけることにも意欲的だとクリスティナは語る。

辛い経験を乗り越え健康を取り戻したクリスティナは、2009年に「Right Action for Women」という名のチャリティ団体を設立。経済的に乳がん検査を受ける余裕のない人をサポートするなどの運動を展開し、乳がん検査を受けるよう女性たちに呼びかけている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)