エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「八木さんにはオーラがあった」。ロックバンド“くるり”とお笑いコンビ“サバンナ”の意外な関係。

人気ロックバンド・くるりがテレビ『笑っていいとも!』に出演した。テレビにはほとんど姿を見せない彼らの貴重なエピソードが聞かれた。その中でも、お笑いコンビ・サバンナにまつわる意外な話にはタモリも驚いていた。

くるりは1998年にメジャーデビューし、何度かメンバーが入れ代わりながら現在は4人で活動している。そのうちの岸田繁と佐藤征史は、立命館大学時代に結成して以来のオリジナルメンバーだ。

9月13日の『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングに出演した彼らは、バンド結成の経緯を明かした。立命館大学で音楽サークルに入っていた岸田と佐藤は、アマチュアバンドコンテストの賞金10万円を狙ってコンテスト用のバンドを結成したのだ。

岸田は「技術賞とかでは賞金がもらえないのでわざと“雑に演奏”して優勝を目指した」と当時の秘密を明かす。それで見事に優勝したのだから、彼らの実力が凄いということだろう。だが、その勢いでライブハウスに主演したところ「観客は7人でした」という。

そのコンテスト用に結成したバンドが、くるりの原型となったのだ。やがてシングル『東京』でメジャーデビューすると、『ばらの花』、『ハイウェイ』など数々の楽曲やアルバムを出してきた。彼らの力が入りすぎない演奏スタイルには根強い人気があり、芸能界でも支持する者が多い。

そんなくるりの岸田と佐藤が、先輩にあのお笑いコンビ・サバンナがいると明かしたのだ。確かにサバンナの2人も立命館大学を出ているのだが、岸田によると「中高と進学校だったので、ずっと高橋さんが1年上で八木さんが2年上でした」というのである。

高校時代には、岸田は空手部で佐藤は剣道部。サバンナの高橋茂雄と八木真澄は柔道部だった。同じ場所で練習していたことでいつも目にしていたという。岸田は「八木さんは学校の人気者でハッピーオーラがあった」と当時の八木について説明すると「憧れの先輩でしたね」と真面目に話していた。

「ブラジルの人~。聞こえますか~っ」と地面に向けて叫ぶネタのように、独特のギャグで人気がある八木真澄だが、そのベースは高校時代から持っていたようである。お笑い界で活躍するサバンナと音楽界で活躍するくるり。彼らがそんな関係にあったとは意外だった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)