イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】元祖ラブコメの女王メグ・ライアン、ダイエットでスリム体型をキープするもチョッピリ老けた…?

元祖ラブコメの女王、メグ・ライアンもいつの間にやら50歳。その笑顔は相変わらずキュートだが、若い頃にも増して痩せたせいか、最近ではこのように表情もやつれ、多少お疲れにも見える。「老け込んだ」と評するメディアも多いが…。

数々のラブコメでキュートなヒロインを演じてきた女優メグ・ライアンも、11月に51歳の誕生日を迎える。メグには、前夫(俳優デニス・クエイド)との間に誕生したハタチの息子がいるが、2006年にはわずか14か月の娘を養女として迎えており、今なお育児真っ最中の現役ママ。仕事に育児にと忙しい毎日を送りながら、長年続けているダイエットのおかげで中年太りになることを見事に回避している。

そんなメグが取り組んできたと言われるダイエットは、いたってシンプル。朝食をたっぷり食べ、昼食もしっかり食べ、夜だけは軽く済ませる。とは言っても、朝食、昼食にも油ギトギトのジャンクフードを平らげたりはしないのだそうだ。タンパク質はホドホドに。カロリーの高い食品は極力避け、野菜と果物を中心にタップリ摂取することが重要という。また食後にはワークアウトやヨガ、ジョギングなどといった運動も欠かさないというから大したものである。

このダイエットの効果もあって、メグは中年太りとは無縁である。だがドレスのサイズが1サイズ小さくなるごとに、見た目年齢は約4歳老けるという気になる研究結果も報告されている。もちろんこのメグの姿にも「顔も体も痩せすぎでは?」という声が多く上がっており、年齢以上に「スッカリ老けこんだ」と嘆くファンも多い。

ぽっちゃりしたふくよかな体型でもいわゆる中年太りの“オバサン体型”と見られてしまい、痩せすぎても老け込んだと言われてしまう。太っていても痩せすぎていても老けて見られてしまうというのは、なんとも難しいもの。そこで今回も、「レーザースタイリング」をはじめ、さまざまな痩身方法について精通している加藤クリニック麻布の総院長・加藤一実先生にお話をうかがうことにした。

―先生、太っていても痩せすぎていても、実年齢よりも老けて見られることがあるようなのです。

加藤先生「そうですね。皆さん“痩せたい”という思いでダイエットを始めるのですが、実際に痩せてみたら、体だけでなく、顔がげっそりとしてしまい、かえって老けてみられてしまったということがあるようです。私のクリニックに来院される患者様も、お腹周りや脚、二の腕などを部分的にサイズダウンしたいと希望される方が多いです。」

―では、希望の部分をサイズダウンさせて、美しく若返って見られるには、どのようにしたらいいでしょうか。

加藤先生「皆さんが手軽に行える痩身方法といえば、運動と食事制限ですが、残念ながらこちらの方法では、希望の部分だけをサイズダウンさせるのはなかなか難しいのです。ですので、こちらの方法で美しく見られる秘訣は、極端に痩せすぎないことでしょうか。脂肪は女性には嫌われがちなものですが、ある程度の脂肪は体に必要なものなのですよ。」

―そうなのですね。食事や運動では部分的に痩せるのが難しいのは残念です。そうすると、まずはある程度まで体重を落とすというのが良さそうですね。ダイエットを成功させるコツはありますか。

加藤先生「はい。運動や食事で痩せるためには、脂肪細胞を小さくさせることになります。有酸素運動は30分以上の息の上がる運動により、脂肪が消費されて脂肪細胞が小さくなります。また、食事は、量を減らしたり、カロリーの低い食事内容の献立にしたりすることで、カロリー摂取を抑え脂肪細胞の肥大防止、縮小を目指します。さらにGI値の低い食事がダイエットには効果的ですよ。GI値とは、炭水化物が消化され糖に変わる速さを表す数値です。他には以前お話ししたように、同じ目標をもつダイエット仲間とモチベーションを高めあったり励ましあったりするのも、ダイエットが成功しやすくなるでしょう。」

痩せすぎは、肥満と同様、いやそれ以上に不健康であるという説すらある。キュートで健康的なメグを愛する世界中のファンは、今もなお「女優メグ・ライアン」の活躍に大きな期待を寄せている。あと10年、いや20年でもメグのキュートなはじける笑顔を見続けていたい。そんなファンの期待に応えるべく、50代となった「大人の女優メグ・ライアン」には“美”のみならず“健康”をもテーマにしたダイエット法の開拓が必要なのかもしれない。

■レーザースタイリング http://www.laserstyling.jp/
■加藤クリニック麻布 http://www.katoclinic.jp/
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)