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writer : maki

【エンタがビタミン♪】「『誠に遺憾』使わないで」。女優・石原真理が「政府へのお願い」をブログで表明。

女優の石原真理が、政治家が国会や会見などの場面で「誠に遺憾」という言葉を多用することについて、ブログで苦言を呈している。彼女は自身の弁護士にもその言葉を使用しないように指摘したことを明かしており、政府に願う意思の強さが伝わる。

石原真理はこれまでにブログ『“ふわっとした瞬間”』で社会問題や政治、芸能界などについて意見を綴っている。その内容は彼女なりの言い回しを使って配慮されている場合が多い。

そんな中で9月19日に『政府にお願いです:「誠に遺憾」という言葉は今後使用禁止にして下さい』と意見した内容は直接的で明確である。彼女は「約2年前、私は弁護士さんに言いました」と同じ件をお願いしたという。以前から「誠に遺憾」という表現には納得がいかなかったようだ。

彼女は政治家が「誠に遺憾」で済ませようとすることを「ある意味とても横柄な対処なのではないかと思います」と指摘する。さらに政府に対してその言葉を使わずに「何が遺憾なのか今後どのようにその事柄に対処していくのか」を詳細に説明して意思表示をして欲しいとお願いしたのだ。最後には「国会及び中継中でも『遺憾』という言葉は使用禁止にして頂きたいと心からお願い申し上げます。」と念を入れて結んでいる。

『遺憾』という言葉を調べると「思い通りにならずに残念である」という意味で使われ、外交上では「為されるべきではなかった」という非難の意思表示となる。最近の報道では、中国で起きた反日デモで一部が暴徒化し、日系企業に損害が出た件で、岡田克也副総理が「誠に遺憾」と表明した。また中国・北京の米大使館前で大使の乗る車が反日デモの参加者に取り囲まれたことについて、中国側が「遺憾の意」を示したとして、この『遺憾』が使われている。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)