エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「ホントはいろいろやりたかった」。“FNSうたの夏まつり”でまさかのコラボ。渡辺直美の歌声にどよめき。

8月8日に生放送された『FNSうたの夏まつり』には多数のアーティストが出演し、84曲を披露した。“3度目の正直”として玉置浩二が注目されていたが、一番のサプライズは“和製ビヨンセ”こと渡辺直美の登場だろう。中村あゆみとのコラボ企画で直美が姿を見せると観客も自然と笑っていた。ところが彼女が歌い出すと笑いから感動の表情へと変わったのである。

AKB48や関連グループが全般的に登場して盛りあげた『FNSうたの夏まつり』は、そこに谷村新司、徳永英明といったベテラン組がじっくり聞かせてくれた印象だった。以前に同祭典をドタキャンして話題となった玉置浩二も、安全地帯と共に数曲を披露して“玉置浩二3度目の正直”の宣伝内容を無事に果たした。

“FNS歌謡祭”の魅力のひとつが、歌手やミュージシャンのコラボだろう。2曲目で早速AKB48の「ヘビーローテーション」を“AKB48×ザ50回転ズ×浅倉大介”でバンドサウンドで演奏したのは斬新だった。そんなコラボ企画で中村あゆみの「翼の折れたエンジェル」や渡辺真知子の「かもめが翔んだ日」というスタンダード曲でお笑い芸人の渡辺直美が共演したのだ。

実はこの「かもめが翔んだ日」は、お笑い番組『ピカルの定理』でたびたび直美が歌っているのだ。さらに音楽バラエティ『新堂本兄弟』にピカルメンバーがメインのゲストとして出演した際には、渡辺真知子が歌のコーナーにゲスト出演し、直美とコラボしたことがある。この日の『FNSうたの夏まつり』では多少緊張した感じはあったが、熱唱する直美に対して、本家の渡辺真知子と中村あゆみも気持ちよくコラボしている様子が伝わってきた。

翌日の朝の情報番組『めざましテレビ』ではそんな渡辺直美に生放送終了後に行ったインタビューが紹介された。「渡辺さんが歌うと会場がどよめいてましたよ!」と会場で観ていた長野美郷から伝えられると直美は「本当ですか? 歌がうまいっていうことですよね!?」と興奮していた。

直美は「今日は4時間カラオケで歌っていました」とリハーサル前に自主練習もみっちりやってきたという。そんな彼女でも「ホントはもっといろいろやりたかったけど、ビビってできませんでした」とも明かした。芸人としてはビヨンセのモノマネなどギャグのひとつでも入れたかったところだが、さすがにあの大舞台でそれはできなかったようだ。

渡辺直美のネタに“ドリカムの吉田美和がアドリブしすぎて何の歌かわからなくなるところ”というものがある。もし次にコラボ企画が実現するならば吉田美和とのアドリブ合戦をお願いしたいものだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)