エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「スギちゃんは、いじりにくい」次課長・河本の本音。オードリー・若林が語る「スギちゃんと春日の違い」。

ブレイク中のお笑い芸人・スギちゃんは、未だに出演するバラエティ番組などで緊張しているように見える。そして一番気になるのがひな壇トークなどで、スギちゃんと他のお笑い芸人との間に見えない壁があるように感じるのだ。

この“スギちゃん問題”について本音で語り合ったのが、7月20日放送の『ふわふわトーク こんな感じでどうですか?』。出演者は最近テレビ番組でスギちゃんと共演する機会が増えた、有吉弘行河本準一(次長課長)。そしてスギちゃんとは、売れない時代に営業の仕事で一緒になることが多かった、若林正恭(オードリー) である。

有吉と河本はブレイク前のスギちゃんとほとんど接点が無く、最近になって共演するようになったばかりだ。だが現場で会うスギちゃんはいつも緊張していて、“ワイルド”キャラが手に余り、悩んでいるのが、さほど親しい間柄で無くともよく分かるという。

ロケでもスタジオ収録でもスギちゃんが一生懸命トークしていると、どうやらスタッフから“ワイルドだろ~”“だぜぇ”を入れてくださいとカンペで指示が出るようなのだ。すると突然スギちゃんの顔は強張り、話を変なところで区切って“だぜぇ”を無理やり押し込んでスベってしまうことが多いという。

河本は「スギちゃんは、いじりにくい」と本音を明かした。彼の事務所の先輩であるカンニング竹山は“自分だけで笑いをとれない”ことを自覚し、周りに身を預けいじられることによって“キレて笑いをとる”ことに徹している。だからこそ有吉や山崎弘也(アンタッチャブル)の完璧ないじりで、竹山が生かされ笑いに繋がっているのだ。だが今のスギちゃんはそこまで精神的な余裕が無いのか、彼から“自分をいじって欲しい”というオーラが出ていないと河本は話す。続けて「スギちゃん自身が、周りに身を預けないと」とアドバイスをした。

よく若林の相方・春日俊彰とスギちゃんのキャラが似ている-との声を聞く。だが若林によると春日は完全な“変人”なので、スギちゃんのように自分のキャラを迷ったり、お笑いの方向性に悩んだりすることは全く無いそうだ。クイズ番組でも、主役の人気子役を相手に真剣に戦い優勝してしまうという、春日の空気の読めない変人ぶり。だがその春日を巧みにコントロールしているのが、相方の若林である。

スギちゃんには若林のような相方はいない。そしてどうも周りからいじられても、竹山のように上手い返しができそうもない。“ワイルド”キャラも、本当は“普通のおじさん”だと早々にバレてしまったのではないか。あのジーンズの上下の衣装から、いつ普通の服に変えれば良いのか。VTRの中でスギちゃんは、海パン姿で一世を風靡した事務所の後輩・小島よしおより、“旬”でいられる期間がずっと短いのではないか-と気弱な表情を見せていたのが、印象深かった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)