エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】ダンス全国大会『MY BEAT CONTEST』で“九州男児Jr.”が優勝。ロンドン行き5組が決定。

コカ・コーラ主催のダンス大会『MY BEAT CONTEST』で各地区の予選を勝ち上がったダンスグループ17組が全国大会で技を競った。1000人200組の応募の頂点を勝ち取ったのは、平均年齢13.4歳という若さを武器に圧倒的なパフォーマンスを見せた“九州男児Jr.”だった。

『MY BEAT CONTEST』は13歳~23歳による5人1組が競うダンス大会だ。全国大会で上位5組に勝ち残ると、オリンピック開催中のロンドンに渡り歌手の加藤ミリヤと共にパフォーマンスを行う。その為に審査基準にはテクニック、エンターテインメント性、ビート感に“オリンピック感”が加わっており、どのチームも僅差の実力の中でこの新しい審査基準を満たしているかが勝負の分かれ目となった。

その5組を決定する“コカ・コーラ special 仲間と踊ってロンドンへ行こう!MY BEAT CONTEST 全国大会”の様子が7月8日に『MY BEAT CONTEST 全国大会』として放送された。振付稼業air:manをはじめフィギュアスケートの村上佳菜子、浅田舞選手らが審査員を務めた。

振付稼業air:manは、きゃりーぱみゅぱみゅや木村カエラのPV振付師として活躍。最近ではNot yet「西瓜BABY」のPVや関ジャニ∞が出演するCM「森永ハイチュウ“エイトレンジャー編”」の振付けも彼の手によるものだ。彼は今回のロンドン公演でも監修を務めるので、そうした視点で審査を行うことになる。

1組目に登場した関東代表“MAX OUT”は平均18.6歳の男3人女2人からなるチームだ。ダンス専門学校のメンバーだけにキレのあるジャンプなどで89点をマーク。後の出場チームは、いかにその得点に迫るかを競う形となった。

正統派なダンスが多い中で関東代表の“ギニュ~特戦隊”は一風変わった踊りで盛り上げた。一見普通の平均18.6歳の男性5人組だが実はタダモノではない。動画再生回数は1万回を超え、イベントでは5千人を前に踊るというオタ芸界のスターなのだ。その激しい踊りは、日夜努力した個人練習の賜物であり審査員もその身体能力に驚いていたが、やはりダンスに比べると変化パターンが少なかった為か78点に終わったのが残念だ。

そんな中で流れを変えたのが、後半に登場した近畿代表の“美姫”である。彼女たちは柔道選手と審判員の衣装でアクロバティックなダンスを展開すると、4回にわたる早着替えにより競技を変えてオリンピックの雰囲気を出したのだ。平均年齢14.6歳の5人がここで94点を出して、最後までトップを守ると思われた“ろんどどんろんマン”の93点を超えたのである。

やはりオリンピックをイメージしたパフォーマンスは評価が高い。終盤に登場した“九州男児Jr.”は、平均13.4歳ながらもブレイクダンスをうまくアレンジして体操やバスケットボールなどオリンピックの競技を表現するアクロバティックなダンスを披露。息をもつかせぬ迫力でスタジオを感動に包み、98点という最高得点が入った。

こうしてダンス大会は終わったのだが、特に後半は一度は上位5位に入ったチームが敗退していく度に涙を流す辛いシーンもあったのだ。しかし、最終的に選ばれた上位5組はオリジナリティのある素晴らしいパフォーマンスを行ったことは誰もが納得するところだろう。各界の実力派を審査員にしたことで得点と内容のぶれが少なかったのは良かった。

上位5組、25名はロンドンで1つのチームとなって加藤ミリヤとライブを行う。オリンピック観戦に世界中から訪れた人々も、きっと彼らのパフォーマンスには感激してくれるはずだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)