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writer : maki

【エンタがビタミン♪】「最後にチャンスを…」。女子プロレスラー紫雷イオの謝罪会見後にGM風香が心境明かす。

女子プロレス団体スターダムの紫雷イオが5月に大麻取締法違反容疑で逮捕され、6月12日に処分保留で釈放された。21日に開かれた会見に黒髪の姿で現れて反省の意思を示した彼女は、大麻との関わりは否定したが世間を騒がせたことについて謝罪した。同席したGMの風香が会見後にブログで紫雷イオの復帰に向けて心境を綴っている。

5月24日にプロレスラーNOSAWA論外と女子レスラー紫雷イオが、成田空港で大麻取締法違反などの現行犯で逮捕された後に処分保留で釈放された。この事件を受けて紫雷イオが所属するスターダムでも、今後の対応について様々な意見が出ていたようだ。

自身もスター選手として活躍してきたGMの風香が、『風香のオフィシャルブログ』で葛藤を明かしている。団体や選手たちの将来にも関係する難しい問題であり、彼女も具体的な内容には触れないが、6月19日には「団体として、一部の選手やお客さんをなめきった決断をしようとしていることを聞いて、久しぶりにブチぎれました」と怒りを露にしていた。

そして21日に紫雷イオの謝罪会見が行われ、スターダムのロッシー小川代表からは現状では処分保留という「白でも黒でもない、はっきりしてないということ」だと説明があり「不起訴と決定してから改めて報告したい」という主旨が伝えられた。また彼が匿名の人物から耳にした情報により、第三者の手によって薬物が絵画に入れられた“はめられた”という可能性も示している。

紫雷イオ自身は「私は今回も、そしてこれから先も、絶対そういった大麻などに関わったことは一度もありません」とはっきりと容疑を否定すると、試合に穴をあけたり団体の名前をショッキングな形で報道されたことについて「とにかく迷惑をかけてしまったというのは紛れもなく事実です」と謝罪した。

前日まで憤りを隠せなかった風香は、この会見後にブログで補足している。彼女は「徐々に真実は明らかになりますし、早い段階で疑いが晴れる報道もでるはず」というと、代表が話したように「この事件は第三者によってはめられたもので、すでにその実名もあがっています」と紫雷イオの無実を確信していた。

そんな風香は「今回の件で、私ははじめてイオちゃんに厳しく指導し、何度も泣き崩れる姿を見てきました」と先輩としてGMとして対応してきたのだ。まだ若く、未熟なところも見えてきた紫雷イオに対して「団体としては、もう一度やり直すチャンスを与えたいというのが全員で出した結論です」と総意がまとまったことも伝えている。

ここに至るまでには、ずいぶんと団体の考え方と衝突もあった風香だが「どんな誹謗・中傷も受け止めますが、私はイオちゃんを100%信じて、リングに帰ってくるのを待ちます」という気持ちだけは揺るがないようだ。

1か月ちかく練習や運動から遠ざかった紫雷イオは、イチからやり直すことになるだろう。風香も彼女を心身ともに鍛える覚悟のはずだ。「最後にチャンスを与えていただけたら本当に嬉しいです」とのファンへの願いが届くように、後は試合で誠意を見せるしかない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)