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writer : maki

【エンタがビタミン♪】「完全に舎弟です」。あの坂上忍が“萎縮する”女優、かたせ梨乃との関係とは。

芸能生活40年を超えるベテラン俳優、坂上忍が恐れる女優がいるとは意外だった。テレビ番組で共演した、やはりベテラン女優のかたせ梨乃を前にした坂上は、いつもの毒舌にキレがなかったのである。いったい、彼とかたせ梨乃の間に何があったのか。

一時期は潔癖症キャラでバラエティ番組に登場していた坂上忍だが、最近では「仕事とブスが大嫌い」を主張して活躍。テレビ『笑っていいとも!』でもコーナーのレギュラーを務めている。

5月11日の放送では、女優のかたせ梨乃がゲスト出演した。彼女はドラマの宣伝も兼ねた出演であり、坂上とは偶然の共演で絡ませる目的ではなかったはずだ。ところが“まったく行列のできない人生相談所”に登場した坂上に対して、かたせは「舎弟ですから」と睨みを利かせたのだ。坂上も「完全に舎弟です」と恐れ入り、「今日は若干弱いと思います」と小さくなってしまったのである。

坂上によると「20歳ちょっとの頃に共演して、舎弟役でした」というのが、彼女とのはじまりらしい。その頃から酒の飲み方や話術を教わったという。

かたせといえば今では女優として有名だが、大学生時代にモデルとしてデビューすると深夜番組『11PM』のカバーガールを務めた。その豊満なプロポーションはグラビアでも話題となり、今の“巨乳”アイドルのさきがけともいえる人気だったのだ。

そんな彼女が女優としての地位を築いたのが、映画『極道の妻たち』シリーズである。その3作目となる『極道の妻たち 三代目姐』で共演したのが坂上で、当時の彼は22歳だった。その年代で極道の妻役のイメージが残る迫力満点のかたせから飲みに連れて行ってもらったのだから、坂上もいまだに頭が上がらないはずである。

ところで、『極道の妻たち』といえば岩下志麻を忘れるわけにはいかないが、彼女は3作目には出演しておらず坂上との共演はなかったようだ。しかし、実はこの2人はその前に映画『魔の刻』(1985年)で母と子の役として共演している。近親相姦の葛藤を描いたもので、2人の濡れ場が話題となった作品である。

坂上忍は、その時のことを以前に『いいとも』で語っている。漁港の町を舞台にした映画で、大量のサンマが散乱する上で岩下と「くんずほぐれつ」の場面があった。しかし、彼はそのラブシーンについて「臭くてなにもおぼえていない」と苦笑していたのだ。

彼にとっては、岩下志麻もあるいはかたせ梨乃以上に頭が上がらない女優なのではないだろうか。そんな2人の再会も見てみたいものだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)