エンタがビタミン

writer : naomaru

【エンタがビタミン♪】オードリー若林の意外な弱点は「あるあるネタ」。

お笑い番組などでよく耳にする“あるあるネタ”。実際にネタを考えてみると意外に難しいようだ。普段から計算されたズレ漫才を得意とし、コンビのネタ作りを担当するオードリーの若林。しかし、そんなオードリーの頭脳ともいうべき若林も“あるあるネタ”は苦手のようだ。このたびその弱点を克服すべくある挑戦をしたという。

“あるあるネタ”とは、日常の生活の中で「あるよね~」と観客の共感を得ることで笑いを誘う芸のことだ。つぶやきシローやレギュラー、テツandトモなどが“あるある芸人”と言えるだろう。

そんな“あるあるネタ”を自ら不得意だと感じている芸人がいる。オードリー・若林正恭だ。『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で自らの“あるあるネタ”を披露した。

以前、“あるある王決定戦”という企画で“学校あるある”を答えよ、というお題が出されたときのこと。若林は「教室の一列目の机にはチョークの粉が積もっている」と回答し、全くウケなかったのだという。一方の対戦相手は「体育館の天井にバレーボールが挟まっている」と回答し、若林は一回戦負けを喫した。

こうして“あるあるネタ”の技術を磨こうと若林が相談したのはある後輩芸人。さっそく“コンビニあるある”で練習することになった。
「外からみえる雑誌を買おうと入ってみると売っていない。」
「募金箱に一万円札がたまに入っていてびっくりする。」
「久々に行ったコンビニで『まだ働いていたのかよ』っていう店員がいた」
いずれも微妙との評価を得た若林。後輩からは「そりゃそうだ」と「そりゃないよ」の間を考えれば良いというアドバイスを受けた。一方、相方の春日俊彰もやはり“あるある”には苦心しているようだ。

普段あまり考えなく笑っていた“あるあるネタ”だが、実はこんなに奥深いものだったとは驚きだ。確かに、その線引きはプロにしかできない加減があるようだ。ちなみに、“あるあるネタ”の名人、つぶやきシローが自身のツイッターで過去にコンビニについてつぶやいている。「コンビニでトイレを借りたのに、何も買わないで出て行く勇気。」「コンビニでジュース買う時、冷蔵庫開けて、奥の品出ししている店員と目が合った時の気まずさ。」とつぶやいていた。これが本物の“あるあるネタ”ではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)