writer : techinsight

【アリ?ナシ?】「ランチメイト症候群」にも配慮。銀座スエヒロのステーキが500円。生き残りをかけ変化する大学学食。

「朝8時から学食で鉄板ステーキ」はもう当たり前?東京・世田谷の駒澤大学がこのほど、学生食堂を全面リニューアルした。驚きなのはそのメニュー、そして値段だ。

大学全入時代を迎え、中堅私立大学は学生の獲得、生き残りに向けて様々な努力をしている。その中で、「居心地のよい学生食堂が、未来を創る学生たちの活動意欲を刺激するのに一役買っている」とする、駒澤大学。このほど、銀座スエヒロカフェテリアサービスのバックアップのもと、学生食堂を全面リニューアルした。

今回のリニューアルでは、食堂の内装が木目調に一新。雰囲気が明るくなったことに加え、耐震工事も済み、より安全で安心な食事が提供できるようになったという。

大学入学と同時に一人暮らしを始める学生も少なくない中、同食堂は不規則となりがちな学生の食生活をサポートすべく、ハード面・ソフト面ともにさまざまな工夫を凝らしている。学生のライフスタイルの多様化に合わせ、朝8時から営業を開始。また、昨今は一人で食事をしている所を他人に見られたくないという「ランチメイト症候群」などにも考慮してか、一人でも気軽に食事ができるようにカウンター席を多数設置した。

そして驚きなのがそのメニューだ。若者の旺盛な食欲を満たす定食に加え、栄養バランスを考えながら自分で選べる小鉢もあり、飽きのこないメニューが揃っている。中でも、熱せられた鉄板に載せられ、音を立てて出てくる「ビーフステーキ」は目にも耳にも楽しい人気メニュー。しかもその価格は500円と衝撃の学割価格だ。

全面リニューアルした駒澤大学の学生食堂

さらに、今回の学食リニューアルに際しては学生の保護者らが組織する教育後援会と同窓会の協賛を得て、同窓会メニューとして、「豚肉のスタミナ焼」やライスとナンがのった「ダブルカレー」も新たに用意された。体育会系の学生も満足するボリュームで、好評を博しているという。

人気のある献立は営業時間内に売り切れることもあるというから、駒澤大の学生はもちろんのこと、近隣に住む人も一度早い時間に足を運んでみてはいかがか。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)