エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「小説家にはなれない」。北川景子が“文藝春秋”で随筆デビュー。執筆の苦悩明かす。

女優の北川景子による随筆が、月刊誌『文藝春秋』の5月号で掲載された。北川にとっては初めての体験であり、寄稿までには様々な葛藤もあったようだ。彼女がブログで原稿を書くまでの苦悩を明かしている。

美人なのに男前な性格が魅力でもある女優の北川景子。彼女の『KEIKO’S BLOG』を読む度に、また新たな一面を知らされる。ブログは長文が多いが読みやすく、内容がすんなり入ってくる文章も“男前”とは違った雰囲気で意外だった。その北川が『文藝春秋』の5月号に“瀬戸内まで”という題で随筆を寄せているのだ。

彼女は4月17日のブログでその件に触れている。インタビューやブログでは自分の言葉や文字で日常的に表現していることから、「何とかできそうだ」と彼女もその依頼を受ける決意をしたという。ところが随筆を書くことはそれほど甘くはなかった。

まず文字にする以前でテーマの設定が大変だった。テーマは自由なのだが「10日間、しっくりくるテーマが浮かばず」といった状態だ。北川は日々の生活を送りながら考え続けた末に「締切の間際になって数時間でひと思いに書き上げました」と明かす。

とにかくテーマ決めに苦悩したことで、彼女はブログとは勝手が違うことを痛感したのである。「小説家にはなれない、と確信した体験でした」と随筆デビューを終えて北川は振り返っていた。

彼女の随筆が載った『文藝春秋』は4月10日に発売されたが、すでにネット上でもその感想を見かける。「文才があるのに驚いた」、「うまく書けており作者として活躍も期待」など好評である。

北川景子も今回味わった執筆の苦悩を「終わってみるとやっぱり挑戦して良かったと思う」と前向きに受け止めていた。これを機会に随筆の連載などはじまると嬉しいのだが。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)