ドイツ西部ザウアーラントで日曜日、駐車場に停められていた車のそばを通りかかった男性が、助けを求め泣き叫ぶ少女の声がトランクの中から聞こえることに気がつき警察に通報した。

トランクの中には9歳の少女が閉じ込められていたが、彼女は警察によって無事保護された。

その後警察が調査を開始しようとした矢先、少女の祖父母であるという1組の老夫婦が車に戻ってきたことで、この騒動の原因が明らかとなった。

散歩目的で孫娘と共にこの駐車場まで来た72歳の男性とその妻。少女がトランクに入りたいと言って自ら中に入り込んだことを話している。

だが2人はその直後に孫娘のことをすっかり忘れてしまい、そのまま車から降りてしまったそうだ。その後散歩の途中で急に孫娘のことを思い出し、あわてて車に戻った時には、すでに今回のような騒動になっていたという。

今回の件で祖父母は警察から厳重注意を受けており、さらに彼らには後日罰金刑が科せられることになるだろうと、警察関係者は話している。
（TechinsightJapan編集部　椎名智深）