オーストリア南部の街フェルトバッハで、5歳の少女が街中を散歩中に何者かによって髪の毛を切られるという事件が発生した。同地では1年前にも同様の事件が発生しており、警察は関連性の有無を調べている。

この事件が発生したのは今週月曜日の午後で、少女は母親と兄の3人でフェルトバッハの街中を散歩している最中であった。突然、自分の娘の叫び声に思わず後ろを振り返った母親は、不審な男が自分たちから遠ざかって行く様子を確認、その後娘の方に向き直した母親の目に飛び込んできたものは、髪の毛をばっさりと切り落とされていた娘の姿であった。

この不審な男は後ろから少女に接近、誰もその存在に気がつくことがなかったという。通報を受け駆けつけた警官の捜査によると、男は推定30歳から40歳、身長は約170からで175センチメートルで、青白い表情をし体型は痩せ型であったことなどが確認されており、警察はこの目撃情報をもとに男の行方を追っている。

フェルトバッハでは、ちょうど1年前にも今回と同様、不審な「通り魔」に通行人が髪の毛を切られるという事件が発生している。その際の犯人は未だに見つかっていないが、2人組で行動していたという目撃情報があるため、1人の男による犯行が確認されている今回の事件と関連があるかどうかは明らかとされていない。
（TechinsightJapan編集部　椎名智深）