writer : maki

【どっちが勝ち組でショー】芦田愛菜 VS 本田望結。“天才子役”バラエティトーク対決。

天才子役、芦田愛菜ちゃんの人気に急接近しているのが、本田望結(みゆ)ちゃんだ。芦田愛菜ちゃんがMCを務める番組『メレンゲの気持ち』に本田望結ちゃんが出演して、早くも“天才子役”のバラエティ共演が実現したのである。その様子も含めて、この2人がバラエティ番組で発揮する“天才子役”ぶりを分析してみた。

芦田愛菜ちゃんの人気が全国の老若男女に広がったのは、ドラマ『マルモのおきて』の出演とテーマ曲「マル・マル・モリ・モリ!」によるところが大きい。そのドラマに本田望結ちゃんも共演していたのだから、『天才子役の連鎖』を思わずにはいられない。

望結ちゃんの人気がブレイクしたのは、その数か月後に放送されたドラマ『家政婦のミタ』での演技がきっかけだが、彼女の大人びたトークが話題となり、バラエティ番組でも活躍するのに時間はかからなかった。

大人びたトークといえば愛菜ちゃんが先に話題となったが、当初は「子どもらしくない」との声も聞かれて評価は賛否に分かれたものだ。そうした思いを乗り越えて愛菜ちゃんが『子役も女優としてアピールできる』という道筋を作ったことから、望結ちゃんの語り口調もスムーズに受け入れられたとも言えそうだ。

同じ7歳で6月生まれの2人は、出身地は愛菜ちゃんが兵庫で望結ちゃんは京都と同じ関西人でもある。とても環境が似ている2人だが、実はそのトークの内容を聞いているとずいぶんとカラーが違うことに気づく。

2月25日に放送された『メレンゲの気持ち』に初出演した望結ちゃんの語った恋愛観には、共演者の大人たちも驚いた。『家政婦のミタ』で共演した長男役の「中川大志くんがすごく好き」だと言う彼女は、男性のタイプについて「優しいだけじゃなく、いつもは冷たいのにたまに優しくしてもらえると、そのことが思い出になる」と熱く話したのだ。

いとうあさこが「まるで大人じゃん!」と舌を巻くと、さらに望結ちゃんは「年齢は13歳から38歳まで、頼れる感じの年上が好き。身長は172cmから198cmまで」とハッキリと理想像を語ったのである。

愛菜ちゃんの大人びた口調は望結ちゃんに比べても、さらにしっかりとしている。しかし愛菜ちゃんの場合は、恋愛については「(鈴木)福くんの面白い所が好き」という話題を出す程度で、そこは子どもらしいのだ。話題が「パンツが破れた」などのシモネタになると、ツボにハマって爆笑するのも彼女の特徴である。

望結ちゃんはフィギュアスケートが上手いことでも知られるが、彼女が練習するスケートリンクはあの高橋大輔選手や織田信成選手も使っており会話することもあるというのだ。「(アイス)ホッケーは2歳から、フィギュア(スケート)は4歳から」習っているという望結ちゃんだけに大人の男性と会話する機会も多く、前述のような恋愛観を持つ感受性もそこで育ったのではないか。

一方で愛菜ちゃんは『台本の覚え方』や『“バミる”や“巻いてる”』など業界用語を語る際はまさに女優の顔だが、大ファンである『K-POPのKARA』のことや「きゅうりが大好き」という話題では子どもらしい表情も見せるのだ。

この日の『メレンゲ~』での共演でそんな2人が最も意気投合したのが、小学校で新1年生となった時に「学校でトイレに行くのが怖かった」という話題だった。“ライバル”の登場に緊張したのか、この日の愛菜ちゃんは望結ちゃんが『家政婦のミタのものまね』を見せても周囲がウケるなかひとり笑顔を見せなかった。“学校のトイレ”の話題で、ようやく2人が子どもらしくはしゃいでいた姿にはホッとさせられた。

本田望結ちゃんがバラエティ番組に出演し始めてまだ期間が短く、芦田愛菜ちゃんがMCとして久本雅美との掛け合いで見せるような力があるかはまだ分からない。しかし、恋愛観を語る時の様子から考えても、まだまだこれから彼女らしさを出してきそうだ。

しかし、芦田愛菜ちゃんが“天才子役”が活躍する先駆けとして果たした功績は大きい。現在はやはり彼女が“天才子役”のトップを走っていると言えそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)