イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】アンジェリーナ・ジョリー訴えられる。初監督映画に脚本盗作疑惑。

アンジェリーナ・ジョリー(36)の初監督作品、『In the Land of Blood and Honey(原題)』が今月下旬にも全米公開となるため、いよいよプロモーション活動がスタートしている。だがその脚本が盗作であるという疑いが浮上し、アンジーおよび制作会社が訴えられていることを芸能情報サイト『Radar Online』が伝えている。

米連邦裁判所にこのほど提出された、その起訴状を入手したという同サイト。アンジーと制作のGK Films社を訴えているのは、クロアチアのジャーナリストで “Josip J. Knezevic” の名で活躍している、作家のジェームズ・J・ブラドック氏。アンジーが脚本を手掛けてメガホンをとったその映画を、「私の07年の著書がベースになっているはずだ」と主張し、損害賠償を求めたいとしている。

作品は90年代に起きたボスニア紛争を振り返り、囚われの身で収容所に暮らすイスラム教徒のボスニア人女性と、看守であるセルビア人兵士による禁断の恋愛を描いたものであるが、このほどプロモーションのためにCBSの『60 Minutes』に出演したアンジーは、プロデューサー、監督、クルー、役者らが立場を超え、一丸となって脚本を矯めて行った様子を感動的に話していた。同氏の著書との関連は、今後明らかになって行くものと思われる。

例えば涙ボロボロの恋愛物語は、大抵が不治の病、生まれた子の取り違え、誘拐、DV、事故による記憶喪失などを扱ったものであり、小説家もいちいち「私の小説がベースになっている」と一石を投じていたらキリがない。だが今回のような “あり得ない” 男女の組み合わせによる禁断のラブストーリーというのは難しい。同様の内容を持つ既存の小説がないか、映画の脚本作りはそこから慎重にスタートさせなければならないようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)