エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「本当に妖怪を見た」。大浦龍宇一の霊体験談が凄すぎて逆に誰も怖がらない状態に。

俳優、歌手と活躍する大浦龍宇一が、テレビ番組で高校生時代の霊体験を明かした。彼は「誰も信じてくれない」というその話をなんとか理解してもらおうと努力したのだが、共演者や観覧客は怖がるよりも先に唖然としてしまう内容だったのだ。

芸能人がバラエティ番組で明かす霊体験には、実に恐ろしい内容から“小さいおじさん”のようにユーモラスなものまで様々だ。一説には芸能人は感受性が鋭く、いわゆる“見える”体質の者が多いので霊体験をしやすいと聞く。

大浦龍宇一(43)が11月24日放送の『ライオンのごきげんよう』で明かした体験は、これまでの“霊体験”の常識を覆すような内容だった。彼は「妖怪を見た」と言うのだ。しかも連続していくつもの妖怪に遭遇したそうだ。

大浦は京都出身で高校、大学とも地元の立命館へ通っている。彼が17歳の頃に京都で噂になっていた『妖怪が閉じ込められたお堂』を見ようと友人達と車で向かったのだ。そのお堂には『昔、京の都に出没した妖怪たちを霊能者が閉じ込めた』との言い伝えがあり、それは絵巻にも描かれているらしい。

彼らは先輩が運転する車に乗って深夜2時に出発した。すると目的地に近づくにしたがい不思議な現象が起こったのだ。時速30km程度で走っている車の後部席に乗っていた大浦が、窓の外を見ると「おかっぱ頭で水に濡れた女の子がいた」と言うのである。それだけでも強烈な霊体験なのだが、それは序章に過ぎなかった。

それから先は次々と信じられないことが起きた。「カーブに差し掛かるとガードレールから血まみれの手が出ていた」、「滝に打たれる僧侶が見えたが、半透明でスケルトン状態だった」、「木の上に子供を抱いたお母さんが座っていた」と霊体験が続いたのである。

やがて目的のお堂が目前となったあたりで「ろくろ首」を目撃したのだ。ろくろ首は有名な妖怪だが、絵などで見るそれは首が長く伸びている。本物は首が胴体から離れて宙を浮遊している状態なのである。その状態を絵に描く際に首がさまよう様子を表現したものが、やがて伸びているように描かれたという説がある。大浦は本物を見た後で調べてその説を知ったのだった。

そして彼らは最終目的地のお堂に到着した。するとお堂の横に大木が立っていたが、その大木と同じほどの高さの「一つ目の大入道があぐらをかいていた」と言うのである。

彼らは大入道を前にして、車から降りると少し歩いて移動した。すると大入道の一つ目がギョロリと彼らを追って動いたのだ。「出たーー!」とその時彼らはついに恐怖に耐え切れずに車に飛び乗って逃げ帰ったのだ。

司会の小堺一機は大浦のあまりに壮大な霊体験に「普通は途中で怖くて逃げるのでは?」と不審そうに尋ねた。すると大浦は「興奮してアドレナリンが出て怖くなかった」と答えたのである。その状態が大入道の目が動いたことで身の危険を感じて我に返ったようだ。

熱弁し終えた大浦は「この話をしても誰も信じてくれないんですよね!」と悔しそうだったが、小堺から「(今日も)たぶん、誰も信じてないですよ」とあっさり言われてしまった。

大浦龍宇一の話ではこの時に同行した5人のうち途中の現象は見えた者、見えなかった者がそれぞれで違ったが、大入道だけは全員が見たと言う。是非、その時の友人の証言を聞いてみたいものだ。霊体験に対して“妖怪体験”という新たなジャンルができるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)