エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】人気急上昇! ヴィジュアル系バンド、ゴールデンボンバーが“いいとも”に登場。衝撃のパフォーマンスに太田光も釘付け。

人気急上昇のヴィジュアル系バンド、ゴールデンボンバーがテレビ番組『笑っていいとも!』に登場して楽曲を披露した。エアーバンドの彼らは楽器以外のパフォーマンスを繰り出して一瞬にしてスタジオを金爆(ゴールデンボンバー)色に染めてしまったのだ。

人気バンド“ゴールデンボンバー”をご存知だろうか。彼らはヴィジュアル系エアーバンドとでもジャンル分けするしかない、ボーカル以外は楽器を演奏できないバンドなのだ。もっとも、カラオケに乗せて口パクすることが珍しくない今の音楽シーンではそれ自体あまり重要では無いのかもしれない。

ゴールデンボンバーは2004年に鬼龍院翔(Vo-karu)、喜矢武豊(Gita-)により結成され、現在は歌広場淳(Be-su)、樽美酒研二(Doramu)の4人から成る。略称で『金爆』とも呼ばれる彼らは、鬼龍院翔のボーカル以外は全てプロミュージシャンによる音源を流して、メンバーは演奏するフリをするいわゆるエアーバンドだ。のみならず、大半は演奏そっちのけで他のパフォーマンスを繰り出して観客を魅了するのである。

彼らの人気がよく分かるのが『着うたフル』(ドワンゴ)でのランキングだろう。2009年にはダウンロード12か月連続デイリーランキング1位を記録している。さらに11月30日に放送された『笑っていいとも!』で紹介されたところでは、2011年10月26日~11月1日までのウィークリーランキングで3位以外の20位全てを、ゴールデンボンバーの楽曲が独占するという信じられない記録を達成している。ちなみに3位はAKB48の“風は吹いている”だった。

そんな彼らだが、実はメジャーデビューしておらずインディーズとして活躍しているのだ。しかし来年1月には東京・日本武道館で2DAYSと大阪・大阪城ホール単独公演を行うというから、その人気は本物である。彼らによってエアーバンドでも楽曲が支持されることが証明されたと言えるだろう。

この日、スタジオアルタでゴールデンボンバーは楽曲“酔わせてモヒート”を披露してくれた。鬼龍院翔の芯の太いボーカルと他メンバーのエアーながらも様になった演奏ぶりで、ロックバンドのノリを見せていた。その時点でも大ウケだったが、彼らは途中からボーカル以外は楽器を放り出してブルーシートを持ち出してきた。するとその上で大盛りのかき氷をむさぼり食うパフォーマンスを披露して、完全に会場を魅了したのである。

爆笑問題の太田光がいつものようにちゃかすことを忘れて、口をあんぐりと開けて彼らの衝撃のパフォーマンスに見入っていたほどだ。演奏が終わるとAKBの指原莉乃も「ファンになった!」と感想を語っていた。

実はゴールデンボンバーは11月20日にはあの中川翔子と対バンライブ『しょこたんとゴールデンボンバー』を行っており、芸能人にもその実力を認める者が増えているようだ。

そんな彼らはすでに大手レコード会社7社から誘われたが「大人から怒られずにふざけたい」との理由で断っている。ある意味、どんなパンクバンドよりもパンクしている思考はこれまでに無いものだろう。今後の展開に注目したいバンドである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)