イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】ラッセル・ブランドが日本に続き、今度はカナダへの入国を拒否された。

英国出身のコメディアンで歌手ケイティ・ペリー(26)の夫としても知られるラッセル・ブランド(36)が、カナダで入国を拒否されてしまった。

なかなか怪しげな風貌ではあるが実は演技もできるコメディアン、ラッセル・ブランドは、かなり複雑な経歴の持ち主であることでも知られている。幼い頃に両親が別居し母に育てられたラッセルは、わずか7歳の頃に勉強を教わっていた人物から性的虐待を受けたという。その後は母親ががんを患い自身も神経性過食症に苦しんだラッセルであったが、母親の恋人とそりが合わずに16歳で家を出たそうだ。その後も母は病に苦しんだが、ラッセルは違法薬物に手を染めてしまった。1995年にはDrama Centre Londonに合格しているが、自分の演技を批判されたことで激昂した挙句、ガラスを割り自分の胸部などを刺すという奇行で退学処分になっている。

そんなラッセルは、今年5月に犯罪歴を理由に日本入国を拒否されたばかり。そしてこのたびカナダのファン5000人の前でのパフォーマンスを予定されていたラッセルであるが、カナダ入国もやはり拒否されてしまった。

「助けてくれ! カナダの税関役人に、俺達がオリリアに着陸できるよう強いてくれ。さもなきゃカジノ・ラマでのショーに遅れちまうよ!」

彼はそうTwitterで訴えているが、明るい兆しはいっこうに見えず、焦ったラッセルはさらに「俺を(カナダに)入れてくれ! 今晩9時にはオリリアにあるカジノ・ラマに出演しなきゃならねえんだ。」とツイート。そんな必死の願いもむなしく、彼はのちに「駄目だ、カナダには入国できない。国と国、それに心と心の境界線なんか無くさなきゃ。」と悲しいメッセージをツイートするに至った。カナダで待ちうけていたであろうラッセルのファンはガッカリしたであろうが、彼がいかに高名なコメディアンであろうと、犯罪歴のある渡航者を簡単に入国させるという「前例」を作ることは容易く容認されるべきではない。後悔先に立たずというが、ラッセルもさぞやこの入国拒否には心を痛めているはずだ。

ちなみにラッセルの逮捕はこれまでに12回。昨年にはケイティを撮影しようとしたパパラッチに暴行をはたらいた容疑で拘束されている。今回の入国拒否は実に残念な話だが、過去の犯罪歴を考慮すれば納得せざるを得ないだろう。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)