エンタがビタミン

writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】「中身はおっさんと少年」。舞台「8人の女たち」超豪華女優陣の“男前度”がすごい。

「中身はおっさんと少年ですから」。日本を代表する豪華女優陣たちは自らを意外な言葉で表現した。12月9日よりル テアトル銀座byPARCOにて上演される「8人の女たち」の制作発表会が13日都内のホテルで行われ、浅野温子、荻野目慶子、加賀まりこ、大地真央、戸田恵子、マイコ、牧瀬里穂、南沢奈央ら8人の女優陣が揃って登場した。演出を手掛けるG2氏いわく「豪華すぎてクレジットの順番が難しいくらいの女優陣での競演を。」との願い通り、紹介の順番も“五十音順”に行われた。しかし、これだけの大物が集まれば気になるのが“8人の女優たちの舞台裏”。舞台上よりも複雑な人間模様が…と思いきや、発表会ではこの8人の女優たちの“距離感”について興味深い発言を聞くことができた。

華やかな舞台上とは打って変わり、女優たちが競演する舞台裏はドロドロした女の闘いの場。というのは我々の思い込みか。少なくとも舞台「8人の女たち」で競演する女優陣にこの思い込みは当てはまらないようだ。

「女優陣が豪華すぎて紹介の順番も五十音順にした」この日の発表会。“あ行”として一番に紹介された浅野温子が開口一番「加賀まりこが(この舞台に)出ると聞いて内容も聞かずに出演を決めた。」と切り出すとそれまで張りつめていた会場の雰囲気が一気に和やかになった。

舞台では大地真央と戸田恵子の“母親”を演じ、本公演の“座長”と称された加賀まりこも「まさかこんな大きな娘二人の母親になるとは。8人全員が主役。自分も“8分の1”として頑張りたい。」と意気込みを語った。戸田恵子も「加賀まりこの娘役など二度とない」と会場の笑いを誘い、大物女優たちの小気味よいやりとりに早くもチームワークの良さが伝わってきた。また今回が舞台初出演となるマイコ、そして最年少の南沢奈央も「8分の1として存在したい」「女優として人間として学びたい」と、ともに緊張の面持ちながら大舞台への挑戦に意欲を見せた。

気になる舞台裏に関しては「8人はすごく仲がいいか、ものすごく悪いか」とのストレートな質問も飛び出したが、加賀まりこが「適度な距離感があったほうがいい。(緊張するマイコ、南沢奈央に対し)先輩女優と言ったって一緒に仕事をすれば『こんなものか』と思うはず。」とまさに“座長”の貫禄で語った。また戸田恵子も「ここにいるのは、みんな中身はおっさんと少年ですから。」と8人の超豪華女優陣を加賀とともに「男前な8人」と表現した。このやりとりを見るだけでも、彼女たちの舞台裏を勘ぐるなどいらぬ邪推であることが分かる。

「8人の女たち(Huit Femmes)」の原作はロベール・トマ。1961年に執筆されたこの珠玉のミステリーは2002年にはトマの母国・フランスで映画化された。この時、カトリーヌ・ドヌーブ、エマニュエル・ベアールなど日本でも馴染みのある女優をはじめとする「奇跡のキャスティング」が実現し、同年のベルリン国際映画祭では主演した8人の女優全員に銀熊賞が授与されている。

年末年始に最高の舞台を届けてくれることを約束した女優陣の意気込みはまさに「男前」。この日の発表会で日本を代表する「8人の女優たち」が異口同音に発した「8分の1」という言葉。それぞれ非常に魅力的かつ個性的なこの「8分の1」が集まり舞台上で「1」になったとき、劇場に足を運んだ人々は極上の世界を体験できるだろう。

舞台「8人の女たち」は2011年12月9日から25日までル テアトル銀座byPARCOで上演。来年1月には大阪(1月7日~9日)・名古屋(1月13日~14日)でもそれぞれ上演される。
(TechinsightJapan編集部 Emma Chu)