エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「なんと返したらいいのか…」。前田敦子が初めて参加した被災地LIVEを終えて涙のコメント。

AKB48は東日本大震災の被災地訪問LIVEを行っている。9月24日には5回目の訪問先、気仙沼市で前田敦子や柏木由紀ら6名がLIVEイベントを開催した。

9月24日(土)の早朝に東京を発ち気仙沼へマイクロバスで向かったAKB48の様子が、10月2日放送のテレビ「MJ(MUSIC JAPAN)」(NHK)で紹介された。

今回気仙沼市に向かったのはAKB48の前田敦子、柏木由紀、藤江れいな、佐藤すみれ。SKE48から金子栞、木本花音の6人だ。AKBでは5月から被災地訪問をメンバー数人で行っているが、前田敦子を含めて今回参加したメンバーのほとんどが初参加となる。

マイクロバスが被災地に入ると、まだ残る多くの瓦礫を真剣に見つめるメンバーに言葉はなかった。被災地でのミニLIVEはトラックステージと持ち込んだ電源で行われ『Everyday、カチューシャ・フライングゲット・ヘビーローテーション・会いたかった』などヒット曲を披露した。

前田敦子はステージからの挨拶で「他のメンバーが被災地訪問するなか、ドラマの撮影などでみなさんに会う機会がなかったので今日は本当に嬉しいです」とようやく訪れることができたことを伝えていた。今回ミニLIVEを行った2か所に集まった人々は1500人で、メンバーはLIVE後に握手会を行った。

イベントを終えて帰路についたバス内で、前田はインタビューに答えて「訪問したメンバーから『いろんなことを思ったよ』との話を聞いていたので、ずっと来たかった」とようやく訪問できた心境を語った。また彼女は「私達に力になれることがあったらとさらに思った。小さい子が笑顔で握手してくれるのが嬉しくて、私もちょっとでも力になれるんだなと感じた」とも話しており、訪問して良かったと感じたようだ。

一方で前田は被災地の方々の反応に戸惑いもあったようである。彼女は「逆にたくさん頑張ってくださいと言われて、何と返していいか分からずに『また会いましょう』と言いました」と涙で目をうるませながら話した。さらに「私達が元気をあげないといけないのに、たくさん元気をもらって、なんか申しわけない。笑顔を見ているだけで幸せっていうのはこういうことだと思った」と申し訳なさそうな表情で話す前田には気仙沼の方々が見えていたようだ。

AKB48による被災地訪問は今後も続けられていく。全国に届く被災地の情報量が次第に少なくなる中で、こうした活動は被災者を元気づけるだけでなく、震災からの復興の思いを継続するうえでも意味が大きい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)