イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達・番外編】“アヴリル・ラヴィーンのチケットが欲しい! ” 口論の末に30代の息子が母を殺す。

アヴリル・ラヴィーンのコンサートを見に行きたいと張り切っていたある男が、母親にチケット入手を依頼し、それを拒否されたことでカッとなって母を惨殺するという事件が、イリノイ州キャロルストリームで08年3月に起きていたことが分かった。

殺されたのはリンダ・ボレックさんという当時61歳の母親。現在その刑事裁判の被告人となっているのは、リンダさんとコンドミニアムで一緒に暮らしていた息子のロバート・リヨン(現在39歳)である。

リンダさんには、コンサート・チケットの入手を得意とする友人がひとりおり、そのため「アヴリル・ラヴィーンのコンサートのスカイボックス席を依頼して欲しい」とリヨンが持ちかけたところ、リンダさんはそれを拒んだという。

リヨン被告は、「チケットをどうしても入手したかったのに母親に邪魔された。だからコニャックの瓶で頭を殴りつけ、背中を9回ほど刺した」と状況を説明、犯行を認めた。また、母親の死を確認すると家庭用の洗剤をその体に注ぎ、自分は服を交換。何事もなかったかのように、セクシー・ギャルにお目にかかれるレストラン『フーターズ』に出かけたことも供述している。

裁判はまもなく結審を迎えるというが、アン・セリーヌ・オハラレン州検事補によれば争点は2つ。まずはその犯行の “冷静さ” である。被告側のヴァレリー・パキス公選弁護人が、「リヨン被告には双極性障害があり、精神のバランスを著しく失っていた」として無罪を主張しているためである。

そして、リヨン被告とリンダさんが長年不仲であったこと。リンダさんにも、カッとなると包丁を握りしめては息子の顔に向けるクセがあったことをパキス氏は挙げ、これが息子に与えた威圧感と苦痛は測り知れないとするも、「決して計画的犯行ではなかった」と強調している。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)