エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】デビュー当時の恥ずかしいVTRを流された、大泉洋。「映画のPRで来たのに…。」

9月10日公開予定の映画『探偵はBARにいる』のPRのため、テレビ番組への出演が増えている俳優の大泉洋(38)。9月8日生放送の『情報満載ライブショー モーニングバード!』(テレビ朝日)にも出演し、司会の羽鳥慎一と大泉洋との軽妙なやり取りで大いに盛り上がった。

「違う番組でご一緒したときに、“『モーニングバード!』に出せ!”と恐喝されたんですよ。」と羽鳥が言えば、「違いますよ。土下座して(羽鳥に)頼んだんですよ。」と応酬する大泉。

コミカルな印象が強い大泉がスクリーンに映ると“可笑しさ”を感じてしまうが、『探偵はBARにいる』はシリアスで切ない物語で、もちろん雪の中でのアクションシーンも見所だそうだ。

だが映画の宣伝だけで許されなかった大泉。とても恥ずかしい過去のテレビデビュー作が放送されてしまった。1995年10月放送の『モザイクな夜V3』という番組で役名が“大泉元気くん”となっており、股引姿で上半身は乳首の部分だけ穴の開いているセーター姿だ。大泉によると「朝方に近い深夜放送の番組で、この姿でススキノのオネエさんがいる店を紹介するHな内容でした。」“ススキノを走り回る”という意味で、映画と引っ掛けて紹介されたようだが大泉が呆れるくらい、この『モザイクな夜V3』のVTRは長く流された。

その後『水曜どうでしょう』に出演し、この番組を見ていた『探偵はBARにいる』のプロデューサーが同映画の主演に大泉を起用したい―と8年前から思っていたそうだ。しかし当時の大泉は、全国的にはまだ無名で周りから許可が下りず、映画化も見送られていた。そこまでしてプロデューサーが待ってくれた『探偵はBARにいる』に主演する大泉の意気込みは、並々ならぬものがあるだろう。22歳の頃は股引姿でススキノを走り回っていた若者が、16年たって有名な俳優としてススキノに戻ってきた。大泉も少しばかり、感慨深げであった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)