米国発!Breaking News

writer : techinsight

【米国発!Breaking News】「ドリトス」発明者が97歳で死去。埋葬時には参列者がチップスを墓地に撒くことに。(テキサス州)

あなたも一度は食したことがあるのではないだろうか。日本でもおなじみ、今や世界中で人気のスナック菓子「ドリトス(Doritos)」。この世界的ヒット商品を1964年に発明したフリトレー社の元重役のアーチ・ウエスト氏が今月20日に97歳で死去した。ドリトスとともに歩んだ人生。その彼のお別れの儀式にもやはりドリトスは欠かせないようだ。来月行われる予定の同氏の葬儀で、実にユニークなトリビュートが行われることが明らかになった。ウエスト氏の遺灰が、ドリトスチップスと共に埋葬されるというのだ。

三角のトルティーヤ・チップスに、フレーバーがまぶしてあるジャンクなお菓子、ドリトス。テキサス州に本社を置くフリトレー社が発明したもので、トルティーヤ・チップスとしては、アメリカ初のナショナルブランドであったという。

ドリトス発明の歴史はこうだ。64年、フリトレー社の当時の副社長であったアーチ・ウエスト氏が、家族と共にサンディエゴにバケーションに出かけた際、路上のスタンドで売られていた揚げトルティーヤ・チップスのおいしさに目をつけた。ウエスト氏はアイデアを本社に持ち帰り、商品化を提案した。

開発当初、社内での手応えはあまり良くなかったというが、結局ウエスト氏の提案が通り、スペイン語で「小さな黄金」を意味する「doradito」に似た発音の「Doritos」を名前に採用して、66年に商品化された。70年代にはフリトレー社の商品の中でも、ベストセラー商品のひとつに成長。世界的に名の知られたスナックとなった。

ウエスト氏は今月20日、97歳で老衰により死去した。来月1日にダラスで行われる予定の彼の葬儀について、娘のジェイナ・ヘッカーさんは『ダラス・モーニングニュース』紙に次のように語った。「父の葬式では、父の骨壺を地中に埋葬する前に、私達家族が墓地の地面にドリトスチップスを撒くことにしたんです。彼はきっと気に入るでしょう。」

ジェイナさんは家族だけでなく、埋葬式に参列する友人や親戚にも、ドリトスを撒いてもらいたいとリクエストする予定だという。「チップスは生物分解性のものですから、墓地側は気にしません。」と彼女は語っている。

ドリトスの最初のフレーバーは「タコ(Taco)味」。その後最もポピュラーなフレーバー、「ナチョ・チーズ(Nacho Cheese)」味が開発され、時代の移り変わりと共に様々なフレーバーがリリースされて来た。ちなみにウエスト氏のお気に入りは、「クール・ランチ(Cool Ranch)」と「トーステッド・コーン(Toasted Corn)」味だったといい、「父のために、いつもこの2つのフレーバーを切らさないようにしていました。」とジェイナさんは語っている。

自分の発明したチップスと共に埋葬されるウエスト氏。きっと天国でもドリトスを楽しみ続けられることだろう。ご冥福をお祈りしたい。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)