イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】「嫌ってごめんね」と言いながら…。マドンナ、“紫陽花事件”謝罪ビデオの仰天ラスト。

マドンナ(53)が先日のヴェネチア国際映画祭の記者会見の席で、一ファンの男性から紫の紫陽花(あじさい)の花束を贈られた際に「この花、すごく嫌いなのよね。」と悪態をついていたところが録画され、ユーチューブビデオで広まってしまったが、マドンナはこれに対する「答え」として「紫陽花に謝罪する」ビデオを自ら作成し、話題になっている。しかし、そこは元祖「過激パフォーマンス」で鳴らしたマドンナのことであるから、一筋縄では行かないビデオになっているようだ。

ヴェネチア国際映画祭で、共同脚本も担当した映画の『W.E(原題)』を公開し、映画監督として晴れてデビューしたマドンナ。しかし、映画は思ったような評価を得られず、イライラしていただろう所に、記者会見の席で偶然嫌いな花を贈られ、思わず「これって大嫌いな花なの。彼って知らないのかしら?」とつぶやいていたところが、ユーチューブに乗って世界を駆け巡ってしまったから大変。世間を敵に回してしまう結果となっていた。

そこで“マドンナ監督”が、この件に関する彼女流の「謝罪」ビデオを作成し、ユーチューブに投稿、話題となっている。ビデオのタイトルは、「‪Madonna’s love letter to hydrangeas‬(マドンナの紫陽花へのラブレター)」。セピア色の画面のビデオは46秒と短く、無声映画風に演出されていて、メッセージは全て字幕で画面に登場する。

ビデオには、映画『ゴッドファーザーPart I』のメランコリックなサントラ音楽が流れる中、マドンナが紫陽花のブーケを抱きながら登場。花に向かって語りかけながら、優しくキスをしたり、なだめすかしている。字幕には「あなたを傷つけてしまったかと思って、どれだけ眠れない夜を過ごしたことかしら。」「あなたに与えたかもしれない痛みのことを思うと、言葉では表せないほど申し訳なく思っているわ。」「私の心は悲しみで張り裂けそう。私をいつかは許してくれるかどうか、知りたいの。」などとあり、まずは紫陽花に「嫌ってごめんね」と謝罪の気持ちを表したいようだ。

しかし次の字幕はこうだ。「もし自分の言葉を取り戻すことができるならそうするけど、できないわね。そうしたら残る手段は?」すると音楽が急にホラー調に変わり、マドンナが顔を歪め、怒りをあらわにしながらシャウト! そこに「私に残ったことは、紫陽花がまだ嫌いだって事実だけよ! そしてこれからもずっと紫陽花を嫌い続けるわ!」という字幕が出る。

するとマドンナは立ち上がり、さっきまで慈しんでいた紫陽花のブーケを床に投げ捨て、足でずたずたに踏みにじって蹴飛ばしてしまう。そこに「この国は自由の国よ! だから、f**k you! 私はバラが好きなのよ!!」という字幕が流れ、ビデオはジ・エンドとなる。

しおらしく謝罪する、と見せかけておいて最後は「嫌いなものを嫌いって言って何が悪いのよ!」とオトすところが、マドンナの生き方とダブり、非常に彼女らしい。見た人の間からも「面白い!」「マドンナ最高!」などの好意的なコメントが数多く寄せられていて、紫陽花の一件で一時的に増えた「アンチ・マドンナ」派を、少し減らすことが出来たかもしれない。

ビデオが見たい方は、コチラでチェックしていただきたい。

(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)