イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】「舞台に上がる前にはよく吐いている」英人気歌姫アデルは、意外と神経質だった。

英人気シンガーソングライターのアデル(23)が、表紙を飾った英『ヴォーグ』誌10月号のインタビューで、「舞台に上がる前はいつも吐いている」という、意外な繊細さについて語った。

そのソウルフルな歌声が故エイミー・ワインハウスともダブる、英出身のスーパースター、アデル。先月28日にロサンゼルスで開かれたMTV『Video Music Awards』授賞式でも、ヒット曲「Someone Like You」をしっとりと歌い上げ、観客を魅了したばかりである。

舞台ではいつも堂々とソウルフルに歌い上げるアデルだが、ステージに上がる前は、いつも意外と神経質で不安感に襲われていることを明かした。「アムステルダムでのショーでは、あまりにナーバスになって非常口から逃げ出した。」「ブリュッセルでは、舞台袖で誰かに向かって吐いてしまった。」

ツアーに出ることそのものが好きではないというアデル。しばしば不安感の発作に襲われてしまい、「ステージに上がる前は、よく吐いてしまうわ。ステージの上では吐かないけれど。」とのことだ。

しかし、ナーバスな気分に打ち克って上がったステージは、いつも成功するのだという。「吐いた後は、全てのものごとの前に出る度胸がついちゃう。ステージ前に慌てれば慌てるほど、ショーをよりエンジョイできるのよ。」

一方アデルは、そのぽっちゃり体型がチャームポイントの一つ。しかし、ハリウッドにはびこる「痩せなければいけない」というプレッシャーには屈したくないと語る。「細くなりたかったり、大きな胸を持ちたかったり、ということが人生を左右しているような人々を見たことがある。でも私は自分の人生において、そういうものを欲しくない…。自分のボディについて自信のないところはあるけれど、そのことを面と向かって指摘してくるような誰かとは、つるんだりしないわ。」

現在アデルはシングルだそうだが、それについては「もし誰かが私の人生に入り込んで来たら、それに大きく気をとられてしまうし、そんなことをしている余裕は私にはないの。」と語る。「それに、自分以外に私に良くしてくれる人間はいないわ。」とも。

もしやアデルは男嫌いなのか?と思いきや「いつも男の子といるほうが楽だった。私のほとんどの友人は男の子よ。」とか。「もし子供を産むときは、5人男の子が欲しい。女の子はお互いに意地悪をしたりするけれど、男の子は母親をいつも愛してくれるから。」だそうだ。

先日、アデルは英BBCのトーク番組『The Jonathan Ross Show』に出演し、映画『007』シリーズの次の主題歌を歌うかもしれないことをにおわせ大きな話題となった。「11月にスタジオに戻るの。うまくいけばね。」とアデルがコメントし、ホストに何のレコーディングかと尋ねられて「これは何かの主題歌なの。あーあ、ちょっとばらしちゃった!」と思わせぶりな返答だった。ホストが『007』の「ジェームズ・ボンドのテーマ」を口ずさむと、彼女は否定も肯定もしなかったという。

『007』については公式発表はまだなく、真実のほどはまだ分からないが、アデルは今最も勢いに乗っている若手シンガーの一人。亡くなったエイミー・ワインハウスがどうしてもやりたかったという『007』の主題歌のオファーが、彼女に行くことも、かなりの高確率であり得るだろう。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)