28日に行われた『MTV/ Video Music Awards』にて、どのようなスタイルで登場するのかが最も注目されていたのは、もちろんレディー・ガガ。だがガガは意外にも男装でクールにキメていた。代わりに目立っていたのはアノ歌姫であった。

この夜、人々の口を開いたままふさがらなくさせていたのは、人気ラッパーのニッキー・ミナージュ。とにかくカラフル。レッドカーペットに登場した女性セレブについては、“華やか” あるいは “あでやか” という言葉が度々用いられるが、それらはあまりにも上品過ぎる。

カメラマンたちもこれなら撮影し甲斐があるというものだが、ど派手なコスチュームは一体ナニから出来ているのやら、頭のてっぺんからつま先まで、その素材をしげしげと観察することにも時間を要していた。

ミナージュは、久しぶりに登場した音楽性と才能が本当に豊かな実力派女性ラッパー。そのポップ性はヒップホップの域を完全に超えて支持されているが、ピンクのウィッグを愛し、レッドカーペットでは常にこうした奇想天外なスタイルで異彩を放っている。恐らく、人が想像する以上にダイナミックなエネルギーが彼女の体内に満ちては溢れてしまう、そういうことなのであろう。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）