イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】ローリン・ヒル 「舞台裏ではモンスター。」 暴言で元バンドメンバーに訴えられる。

彼女が舞台裏で歌っていたのは、罵りの言葉だった。R&Bシンガーとして知られるローリン・ヒルが、以前のバンドメンバーから訴えられていたことが明らかになった。今回の訴えによると、彼女は日常的にバンドのメンバーに対して言葉による暴力を繰り返していたという。

ローリン・ヒルを訴えているのは、彼女の元バンドメンバーで、プロのギター演奏者であるジェイ・ゴアさん。ジェイさんは、ローリンがメンバーに対して暴言を吐き、コンサートの際の給料を払っていなかったとして、2万ドル、日本円にしておよそ160万円の賠償を要求している。

ジェイさんが明らかにしたところによれば、コンサートが終わる度に、ローリンがメンバー達に批評や罵倒を繰り広げるようなミーティングに集まるように要求していたのだという。特に2007年ヨーロッパツアーの際には、彼女はメンバー達に「お前達のような馬鹿者どもに、給料を払ってるなんて信じられない。お前達が私に払うべきだ。」という暴言を吐いていたとも。

ジェイさんは、そんなローリンのことを「舞台裏では、モンスターだった。」と表現し、彼女がしばしばステージ上で悪評を買っている行為と同様にふるまうことで、職場の環境を悪いものにしたとも述べている。

ローリンは、幼い頃から教会に通いテレビドラマでも活躍するなど、有色人種の立場からメッセージ性の強い歌を歌うことで高く評価される一方において、彼女は気難しいところもあり、コンサート会場へ遅刻する、あるいは会場の参加者に暴言を吐くなどの行為から悪評を買っている面もある。今年のはじめには、アトランタでのコンサート会場に3時間遅れたことが報じられている。

ジェイさんを担当している弁護士は、今回の訴えについて「表に出ていないだけで、ローリンから同じような扱いを受けたミュージシャンは他にもいるはずだ。今回の裁判は、表沙汰になっていない彼らの声を代弁することにもなるだろう。」とコメントした。

7月には6人目の子供を出産したことで、音楽活動と育児に追われるローリン。今回の裁判は、そんな彼女を一層忙しくさせることになりそうだ。なお現在のところ、ローリン側からは、ジェイさんからの訴えについてのコメントは出されていない。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)