エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「入院先でMステを見てた」。ガン手術から1年、桑田佳祐が『始めた事、やめた事』を語る。

歌手の桑田佳祐が昨年、ガン治療での休養発表をしてから1年が経過した。テレビ「ミュージックステーション」の中で彼が現在の体調や生活の変化などを語った。

桑田佳祐(55)は、昨年の7月28日に食道ガンの治療のため活動を休止することを発表した。8月2日には手術を行いその後、闘病生活を送り年末の紅白で元気な姿を見せてくれた。以降、彼は順調に活動を続けており最近はNTTドコモ「walk with you 2011」キャンペーンソングとして「明日へのマーチ」が採用され、自身もCMに出演している。そんな桑田佳祐が8月5日に放送された「ミュージックステーション」に登場した。彼は以降3週にわたり同番組に出演する予定となっている。

司会のタモリから最近の様子を尋ねられた桑田は「体調はすこぶる良好」と答えると病院でMステを見ていた頃を思い出し「今ここにいて幸せです」と語った。また彼は「サーフィンを始めた」とも明かしてタモリを驚かせたが「僕のはサーフィンと呼べるほどのものじゃない」と謙遜していた。医者もすすめたことから退院後2か月ほどしてサーフィンにトライしたというが、55歳とは思えないバイタリティに感動さえ覚える。

逆に退院後は「お酒はやめた」ことも明かしており、現在はもっぱら「ノンアルコールビール」などに限ると言う。タモリも「最近のノンアルコールビールはおいしい」と共感していると、桑田はジントニック風やシャンペン風もあり色々なノンアルコール飲料を楽しんでいると話した。容器はまったく本物そのもので味も極めて近いので「これがその気になる。ほろ酔いになる」と力説していた。

この日の桑田佳祐は新曲「明日へのマーチ」と「ハダカ DE 音頭 ~祭りだ!! Naked~」を披露してくれた。前者はドコモのCMでもおなじみの曲をアコースティック色豊かに演奏した。この曲と同じトリプルA面シングルに収録される後者は桑田佳祐の十八番ともいえるコミカルだが元気の出る内容の『音頭風歌謡とビッグバンドサウンドが融合』したような楽曲だった。歌詞には「AKBの姐ちゃんとおっぴろげのげ…」、「ピンク・レディーのUFOで半開きの目」と桑田ならではのきわどいフレーズから始まり、やがて「嗚呼父さんが固くなる、母さんはびしょ濡れだ」といったおきまりのシモネタへと突入していく。彼が伝えたいのは『LOVE&PEACE』の精神なのだろうが、そこを軽く歌い上げるのが桑田流なのだ。

これらの楽曲が収録された桑田佳祐の14枚目シングルは8月17日に発売予定となっている。また、彼は9月10日に「宮城ライブ~明日へのマーチ!!~」を宮城県仙台市のセキスイハイムスーパーアリーナで開催する予定だ。同ライブは彼の復帰後初の大型ライブでもあり、これによりいよいよ桑田佳祐も被災地復興へと本格始動することになりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)