イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】女優マリオン・コティヤールに恐怖のサイバーストーカー! FBIに逮捕されるも、保釈金で出所。

女優マリオン・コティヤール(35)のネット上の公式ファンサイトに、彼女を脅す内容のビデオやEメールを複数送りつけたとして、サイバーストーカーの容疑でニューヨークに住む女がFBIに逮捕された。女は保釈金を払って翌日に釈放されてしまったが、これ以上コティヤールに嫌がらせのメールを送らないよう、また彼女に近づかないよう命令された。

コティヤールの公式ファンサイトを運営するアドミニストレーターから、「嫌がらせのEメールやビデオが多数届いている」という訴えが、FBIに出されたのは今年4月。訴えでは、嫌がらせの内容がだんだんとエスカレートし、コティヤールとその家族が身の安全について不安に思い始めている、としていた。

この件で逮捕されたのは、ニューヨーク、クイーンズに住むテレサ・ユアンという30代の女。ユアンは、多い時には一日に100通もの嫌がらせのEメールや、スマートフォンで撮影したビデオメッセージを、コティヤールに送りつけていた。ユアンが7月に送ったEメールでは、自分はコティヤールの旅行計画について熟知しており、実際に会って彼女を殺す、と脅していた。別のビデオでも、「私が感じている罪と悲しみは、あなたを殺した後は感じなくなる。あなたを殺せば、後悔のような念はなくなる。人殺し、殺人者になったときの感情とはそういうもの。」などと語り、殺人をほのめかしていた。

ユアンはまた、別のビデオで「私はとても落ち着いて、尊敬の念に満ちて、優しい人でもいられるけれど、でもあなたが私を遠くに押したり、片隅に追いやったりすると、そんな時私はこう感じる。」と言うなり、ビデオカメラに向かって唸り、「シャーッ」という動物の威嚇のような音を発したという。これは、とてもまっとうな精神状態で作られたビデオとは言えないだろう。

ユアンは4日に逮捕されたが、翌日には5万ドル(約390万円)の保釈金を払って釈放された。ユアンの弁護士は『ニューヨーク・デイリーニューズ』紙の取材にコメントを拒否したという。ユアンはコティヤールやファンサイトに近づくことを禁じられたほか、彼女の自宅以外から、またモバイル機器を使ってインターネットを使うことを禁じられた。また、自宅からのインターネット使用状況も、今後当局によって監視されることになった。

現在は、来年公開のバットマン・シリーズの最新映画『The Dark Knight Rises(原題)』の撮影に取り組んでいるコティヤールだが、このように気味の悪いストーカーが逮捕されてもすぐに保釈されてしまっては、とても不安に思っているに違いない。彼女は、5月に恋人の俳優兼映画監督ギヨーム・カネ(38)との間に産まれたばかりの男児マルセル君がいる新米ママでもある。家族共々、安全に気をつけて撮影に精を出してほしい。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)