イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】ピットブル苦節7年。「Give Me Everything」で、ついにヒット曲ランキングの1位に

トップの座を手に入れたいのなら「石の上にも3年」、いや7年だ。今週、ラッパーのピットブルが、米国のヒット音楽チャートであるビルボードで1位の座にランクインした。ピットブルが初めてビルボードのランキング入りしたのは2004年のこと。そこから7年の歳月をかけて、ついにトップの座に輝いたことから大きな話題になっている。

今回、チャートの1位にランクインした曲は、「Give Me Everything」。ピットブルが3月末にリリースし、Ne-Yoのカバーでもある同曲は、ヒップホップにブロードウェイ・スタイルを組み合わせたもの。Adeleの「Rolling in the Deep」と接戦を繰り広げていたが、ついに米国人気音楽ランキングのビルボード「Hot 100」の1位を飾った。

7年間かけて1位の座についた彼はキューバからの移民2世としての背景を持ち、アーティストとして活動を開始したのは1997年に遡る。その後、2004年の4月にシングル曲「Culo」で初めて、ビルボードのランキング100位以内に顔を出した。この時は32位にランクインしたピットブルは、その後のビルボードランキングでは2位まで上り詰めるなど、ラッパーとして目覚ましい活躍を見せるものの、残念ながら1位の座に及ばない歳月が続いていた。

しかし、トップの座に辿り着くまでの歳月にかけては、7年かかったピットブルを上回るアーティストも。ピットブルと同じくラッパーであるリル・ウェインは、9年間かけてランキングの1位に辿り着いている。1999年にビルボード「Hot 100」にランクインした彼が、「Lollipop」でランキングのトップを飾ったのは2008年のことである。

いっぽう今回のランキング「Hot 100」では、3位にランクインしたのはLMFAOの「Party Rock Anthem」。4位にはケイティ・ペリーの「Last Friday Night」がランクインしており、5位にはニッキー・ミナージュの「Super Bass」がランクインしている。なお、レディー・ガガの新曲である「The Edge of Glory」は、ランキングの6位となっている。

いずれの歌手も、日本においてもよく知られた大きな支持を得ているアーティストたち。ピットブルによる7年越しのランクインは、非常に激しい競争を繰り広げる音楽界の側面を示すものとなっている。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)