エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】AKB音大生、松井咲子がテレビ番組でメンバーを仕切る活躍ぶりにファンも賛辞。

AKB48で現役音大生の松井咲子がテレビ番組の『空き瓶を並べて楽曲を演奏する』企画でリーダーを務めた。この企画は共演していたテリー伊藤も「鳥肌が立った」とコメントするほどの大成功だったのだ。

松井咲子は昨年の「19thシングル選抜じゃんけん大会」で14位に入り『チャンスの順番』を歌っている。今年の第3回選抜総選挙では38位となりアンダーガールズに入った。総勢150名とも言われるAKBの中で人気を上げているひとりに松井咲子も数えられるようだ。

7月7日に放送されたAKB48の冠番組「なるほど!ハイスクール」2時間スペシャルではAKBメンバーがいくつかの課題に挑戦した。高橋みなみ、宮崎美穂、佐藤すみれらが工事に使う巨大な鉄球で『ニュートンのゆりかご』に挑戦したり、大島優子が電飾のついたスーツを着て、真夜中にスカイダイビングをして『人間は流れ星になれるか』に挑戦したのだ。特に大島の挑戦はゲスト先生として見本を見せた出川哲朗を完全に食ってしまう見事なダイビングとリアクションでかなりの見ごたえだった。

最後の挑戦が「空き瓶を使って『ウィリアム・テル序曲』を自動演奏する」企画だったが果たして大島優子のパフォーマンスにどれほど迫れるか、スタジオで見守るロンブー淳やテリー伊藤なども正直なところあまり期待していなかったのではないだろうか。それに挑戦するメンバーのひとりが現役音大生の松井咲子だったのだ。彼女はその才能を買われてこの企画のリーダーとなり、自ら空き瓶を木琴のバチのようなもので叩いて音階を確かめた。彼女が通う東京音楽大学で『絶対音感の持ち主』である男性も登場して音階のチェックを手伝った。

挑戦する楽曲は『ウィリアム・テル序曲』の一節で細かい半音階も必要となる。空き瓶に水を入れてその音を出していくのだが、この作業が実に地味で根気が要るのだ。そこで助っ人として登場したのが多数のAKBメンバーで10人以上はいたと思われる。松井咲子は他のメンバーに空き瓶での音階づくりを説明してテキパキと作業を進行した。やがて、音階が揃うと今度はそれをプラレールの線路の両側に延々と並べて、列車についたバチが走る勢いでビンを叩いて演奏するというしくみなのだ。

何度か試行錯誤してなんとか曲らしくなった時にはみんな「やったー!」と喜び、安堵感に包まれた。しかし、この時の松井咲子が素晴らしかった。「まだまだ、あと6倍はやらないといけないから!」と気合いを入れて緊迫感を保ったのである。『えー、まだそんなに』と思ったようで、一瞬、他のメンバーの表情も曇ったがこの一言で地味で緻密な作業が継続できたことは間違いないだろう。

空き瓶並べは完成して、スタジオで出演者全員が見守る中、ついにプラレールが走り出した。そしてスムーズに『ウィリアム・テル序曲』がプラレールのバチで奏でられて見事に成功したのである。メインMCのロンブー淳はその完成度の高さに感動すると共に、ラストの企画が大成功だったことでホッとしていた。そしてテリー伊藤は「鳥肌が立ったよ」とその感動を表現したのである。番組放送後には松井咲子オフィシャルブログ「さきっciao」に読者からも「すごく綺麗な音色に、超!!感動」、「咲子ちゃんいっぱい見られて幸せ」、「咲子さんがホントに頼もしかったな。大活躍だった!」と賛辞のコメントが多数届いた。

ファンにとっても、普段の彼女からはイメージしにくい姿だったのだろう。「音大生って凄い…音楽になるとオーラが出る!」という内容や「咲子が中心の企画があって、割と胸熱でした。推し始めた頃からは想像も出来ない光景だった…」という声もあり、感慨深く感じた人も少なくないようだ。今回の企画で松井咲子が素晴らしかったのは、音大生としての才能もあるが、多数のメンバーを仕切って企画を完成させる力を発揮したことだろう。これからの活躍が楽しみなひとりである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)