アジア発!Breaking News

writer : katakura

【アジア発!Breaking News】”プリンターで作った偽札”で5年間買い物を続けた夫婦。(台湾)

新北市に住む夫婦が自宅のプリンターで偽100元札を作り、5年間にわたって台北各地の市場や夜市での小額の買い物時に使用していたことが発覚した。警察は5年間で流出した偽100元札は1万枚を超えると見ている。(100元=約270円)

警察の調べによると、偽札を作っていたのは前科のない男(42)とその妻(37)で、17日午前10時頃、台北市の大龍市場を訪れ、朝食店で豆乳1杯、文房具店でのりを2つ、ドリンク店で青草茶1杯、八百屋でもやし1袋を買い、すべて皺くちゃの100元札で支払った。

しかし、ドリンク店の主人が、おつりを渡した後にお札の手触りに違和感を持ち、よく見てみたところ「透かし」がなかったことから偽札に気付いたという。すぐに「このお金は偽物だよ」と叫ぶと、八百屋の主人もお札をチェック。それも偽札であることが発覚した。近くに店を並べていた者たちが集まり、夫婦を取り囲んで通報した。

警察は新北市三重区にある夫妻の住居を捜索、パソコン、プリンター、スキャナ、4万5200元分の偽100元札を押収した。週5日、毎日10枚ずつ使用したとすると5年間で1万3000枚の偽100元札が市場に流出したことになるという。

警察の調べに対し夫妻は、長い間失業の状態であったことから偽札偽造を思いついたと話している。夫妻は中央印刷局のホームページで見た偽札の見分け方を参考にし、A4の紙に100元札をコピーして偽札を作成したという。

よく見れば偽物と分かるものが、なぜ5年も気付かれなかったのか。それは偽札の出来栄えが巧妙だったわけではなく、使う場所と時間、そして使い方が巧妙に計算されていたからに他ならない。警察は民衆に対し市場に出回った偽札への警戒を呼びかけている。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)