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writer : maki

【エンタがビタミン♪】松本人志が明かす。映画「さや侍」で主演の野見隆明と共演者の会話を禁じた本当の理由。

松本人志監督の映画「さや侍」で主演する野見隆明は、松本が素人をスカウトしたことが話題となっている。そして主演の彼には監督名さえも明かされずに撮影に入ったという話もあるのだ。

以前、深夜番組で松本人志は野見隆明に目をつけた。素人がマウンテンバイクなどにチャレンジする番組だったが、彼は誰よりも積極的にチャレンジしていたのが頭に残っていたのだ。映画「さや侍」ではその彼の演技が予想以上に素晴らしく試写会でも好評を得たのである。

テレビ「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングのコーナーには6月9日、10日と続けて映画「さや侍」つながりのゲストが登場した。女優のりょうと、監督松本人志だ。三味線のお竜を演じたりょうは松本人志独特の撮影現場の様子を語った。松本は主演の野見隆明に台本も渡さずに監督が松本だということも一切伏せて撮影に入った。さらには「誰も野見さんと話したらいけないんです」と会話さえも禁じられていたと言うのだ。

その理由は翌日出演した松本人志により説明された。松本によると「一般のフリーターに『目の前の子どもを笑わせろ』と演じさせた。ストーリーでは笑わせないと切腹となるが、本人はそれは知らずに笑わせないと『助監督から怒られる』からやっている」という状況で撮影を行い、「ドッキリというかドキュメンタリー」風にして野見隆明の良さを引き出そうという狙いだったと語った。試写会では中盤から観客が涙する状況で「僕の映画としては評判がすこぶるいい」と意外な評価に松本も戸惑っていたほどだ。

松本は野見に“監督が松本人志”だと知らせると『ああ、お笑いね…』となるタイプだと見抜いていたのだ。そのために彼には監督が誰かを知らせずに台本も渡さなかったのである。また松本は野見に対して「ミーハーで誰にも馴れ馴れしく、すぐにもらいタバコするようなおっさん」だと分析しており、緊張感を持たせるために共演者には野見に声をかけないように命じたのだ。

実は陰で映画を引っ張ったのが、娘のたえを演じた9歳の子役、熊田聖亜ちゃんだった。松本が「お父さん役のおじさんは演技ができないから助けてあげてねっ」と言うと彼女は自信満々に「ハイッ!」と答えたので彼も感心してしまったほどだ。「最近の子役はなんであんなに演技がうまいんですかね?」と松本は驚いていた。

映画の撮影も終わり、現在、野見隆明は吉本で面倒を見ているそうだが、今後の扱いについて松本人志も悩んでいた。映画「さや侍」は8月にスイスで開催される第64回ロカルノ国際映画祭正式出品作品となっており、場合によっては世界の松本と共に世界の野見となるかもしれない。同映画は日本では6月11日より全国公開されている。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)