writer : techinsight

もう隠さなくても大丈夫!アクセサリー感覚のキュートなデコ補聴器

歌手、浜崎あゆみのように突発性難聴などの病気で耳に異常を訴える人がふえているという。そんな中、聞こえにくさを補う補聴器を気軽に装着できるようにするためのデコレーションサービスがスタートした。

かなりきつい近視&乱視の記者は高校生のころからン十年にわたってメガネをかけている。最初のころは重いし邪魔だし、何よりもいわゆる「ガリ勉くん」(死語?)のようなビン底レンズがかっこ悪く、変に目立つのが恥ずかしくて嫌でしょうがなかった。しかしメガネがファッションアイテムの一つとして多くの人に親しまれるようになった今、「恥ずかしい」という気持ちは失せ、メガネは記者自身にとって手放せない「顔の一部」になっている。

一方、同じように体の機能を補う道具である補聴器は、本人にとってまだまだ「恥ずかしい」「できればつけたくない」という感覚が強いという。そんな心の負担を少し軽くしてくれそうなのが、デコ補聴器だ。株式会社あいち補聴器センターでは、「笑顔になれるデコ補聴器」をテーマに、補聴器本体にキラキラ光る石を使ったデコレーションを施すサービスの提供を開始した。花や動物、好きなアーティストのロゴマークなどオリジナルのデザインをオーダーメイドすることも可能。これなら補聴器をつけることに抵抗を感じ、きこえにくい不自由さを我慢している人も、「つけてみようかな」という気持ちになれるかもしれない。

デコ補聴器の価格は3D(立体)のワンポイントが1000円から、スワロフスキーを使ったキラキラデコが1500円から(本体別価格)。学割サービスもあるとのことなので、高校生でも自分のお小遣いで気軽にオリジナルデコを楽しむことができそうだ。いつか補聴器がメガネと同じように、ファッションの一部として親しまれるようになることを望みたい。
(TechinsightJapan編集部 小林由佳)