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あの初音ミクがアメリカデビュー ロサンゼルス公演決定

あの初音ミクがついに、アメリカでコンサートを開催する。

MIKU-Fes.2011実行委員会は、米・ロサンゼルスで7月に開催される「ANIME EXPO 2011」の一環として、初音ミクのコンサートを現地時間7月2日にNOKIAシアターにて開催すると発表した。

これはTOYOTA MOTOR SALES, U.S.A.とANIME EXPOの協力のもと行われるもので、昨年3月に東京で行われた「ミクの日感謝祭」をベースに、海外向けに一部改良を加えたバージョンでの開催となる。映像部分の制作をセガが担当し、全体の監修は、クリプトン・フューチャー・メディアが協力している。

ボーカロイド・初音ミクがついに世界進出だ。歌唱合成ソフトとして制作した「初音ミク」は、2007年の発売以来、すでに数十万楽曲が発表され、インターネット発祥の新しい文化として定着している。2010年にはクリプトン・フューチャー・メディアによりWEBベースの音楽配信サービスも開始。1000を超えるレーベルに利用されている。

昨年3月9日に「ミクの日感謝祭 39’s Giving Day」として、バーチャルシンガー・初音ミクによる単独コンサートがZepp Tokyoにて初開催され大きな話題を集めたが、この時の公演をベースとしたコンサートが、今年7月にロサンゼルスで開催されることとなった。

「ミクの日感謝祭 39’s Giving Day」では、初音ミクの3Dモデルとモーションデータが舞台に再現され、実在の歌手がステージ上で歌っているかのような演出が施された。昼、夜の2回公演で計5000名を動員したほか、ネット中継でもおよそ4000人の視聴を記録し、音楽エンターテイメントの新しい形として国内外を問わず注目を集めた。

今回初音ミクのコンサートが開催されるのは、1992年からロサンゼルスで開催され北米最大規模を誇るアニメ関連イベント「ANIME EXPO」だ。世界有数のソフト資産を持つゲームメーカー・セガが映像部分の制作を担当し、音楽制作ソフトやサウンドデータ配信の分野で日本国内最大手のクリプトン・フューチャー・メディアが全体の監修に協力している。

日本の最高峰の技術力がアメリカ人の心をどれだけ掴むことができるか、注目だ。このコンサートおよび関連イベント、グッズなどの情報は特設サイト(http://mikufes.com)にて英語と日本語で随時情報公開される。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)