エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「毎日ヤンキーが夜中、自宅に押し掛けてきた。」それでも耐えてリアクション芸を続けた、出川哲朗。

「辛い思いをしてテレビに出てもバカにされて、何でお笑いの世界に居続けるのか。」お笑い芸人の出川哲朗に対して、真正面から聞いてみたのが4月30日深夜放送の『ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!』。最後に話した出川の答えとは?

「いくら笑いがとれても危険な仕事は俺、イヤなんですよ。」と、番組MCの吉田敬(ブラックマヨネーズ)
今年のお正月には一万メートルスカイダイビングに挑戦したという、出川哲朗。酸素マスク無しでは危険だったというほどの高さであった。吉田から「恐くないんですか? 慣れるものなんですか。」と聞かれ、「今でも、ジェットコースターさえ苦手だよ。」と出川は答え、危険な仕事が入ればロケの当日まで頭から離れず不安で一杯だと話す。

そこまで過酷な仕事をしても尊敬どころか、バカにされることが多い。とくに若手の頃は夜中の2時3時になるとヤンキーが、出川の自宅に押し掛けてきたという。玄関のドアを叩きながら、「出川、遊ぼうぜ~。」と毎日来るのだ。
玄関ドアの覗き穴に千枚通しを突き刺されたこともあり、「その頃が一番、本当に辛かった。」と話す出川。

最初は出川のエピソードを笑いながら聞いていた、MCのブラックマヨネーズや観客席も出川が受けた酷い仕打ちに、驚き黙り込んでしまった。何故そこまでして、リアクション芸にこだわり過酷な仕事を引き受けるのか。出川はどんなに辛いことがあっても、「番組でスタジオの笑い声を聞いたら、乗り越えられた。」としんみりと話す。

まだ無名だった時代に、「ジェットコースターに乗っていたときの、リアクションが面白かった。」と見出され、それから仕事が増えていったという出川。見ている人に喜んで笑ってもらえるなら、それでいい―という強い思いが、彼を支えている。
「お爺さんになっても熱湯風呂に入って、同情されずに笑われたい。」これが、出川の夢だ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)