イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】オバマ大統領、ジャスティン・ビーバーにヘルプ要請! 「9・11テロ遺族の力になって」

米バラク・オバマ大統領(49)が、ある件でジャスティン・ビーバー(17)に連絡を取り、「ヘルプ」を要請していたことがわかった。

アルカイダの首謀者、オサマ・ビンラディン容疑者が米海軍特殊部隊により殺害されたことで、オバマ大統領の支持率は上昇している。しかし、世界で最も力を持った人物の一人であるはずの大統領が、17歳のポップ歌手ビーバーに助けを求めなければならない、のっぴきならない事態が発生した。

事の起こりは、米東部ニュージャージー州在住のジャスティン・ビーバーファンの女の子、ペイトン・ウォールさん(14)がビーバー宛てに、ツイッターでつぶやいたメッセージ。「ヘイ! 私は人生でひどい体験をしたけれど、あなたの音楽がなければ、これまで生きて来られたかどうかわからない。あなたに手紙を書いてもいいかな?」

実はペイトンさんは、当時、証券会社カンター・フィッツジェラルドの重役だった父グレンさんを、2001年の9・11米同時多発テロで亡くしている。ツイッター上ではビーバーからの返事がなかったため、彼女は「ただビーバーに会いたかったからではなく、亡くなった父を讃えるために」、オバマ大統領に1500字の短い手紙を書き、詳しい内容は未公表なものの、その中に「ビーバーに会いたい。」と書いた。

大統領は、海軍特殊部隊がビンラディン容疑者を殺害した次の日に彼女の手紙を読んだといい、よほど感動したのだろう。ペイトンさんと彼女の姉妹、また母のダイアンさんを5日、ビンラディン容疑者死亡を受けたグラウンドゼロでの献花式に招待した。そこで、オバマ大統領はペイトンさんに大きな「ベア・ハグ」をし、「私はジャスティンを知っている。」と告げ、彼との面会をアレンジすると約束してくれたという。

これを受けて、『ニューヨーク・マガジン』誌は「オバマ大統領はまた守れない約束をしている。」とあざけったが、ところがどっこい。当人のビーバーが公式ツイートで「ニューヨーク・マガジンは間違っている。オバマ大統領は約束をきっと守るよ。」と反論。

それもそのはず、ジャスティン側が芸能サイト『TMZ』に明らかにしたところでは、オバマ大統領がペイトンさんとグラウンドゼロで会った同じ日に、ホワイトハウスから電話があり、ペイトンさんと会ってくれないか、とヘルプ要請があったのだという。

カナダ人のビーバーだが、オバマ大統領側から連絡があって、「スーパー感激」しているといい、現在終盤を迎えているワールドツアーから帰国次第、ペイトンさんと面会すると約束したそうだ。『Never Say Never』とはビーバーのヒット曲だが、そのタイトル通り「あきらめない精神」で頼んでみるものである。もちろん「9.11の遺族の願い」だからこそ、ホワイトハウス側もウルトラ早業でセッティングをしてくれたのだろうが、ラッキーな14歳である。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)