イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達・番外編】訃報 “ブルースの妖精” ことフィービー・スノウ58歳で他界。

ジョニ・ミッチェルとも比較されることが多いリラックス感溢れる美しいメロディで、多くのファンを持っていた米国の女性シンガーソングライター、フィービー・スノウ。彼女が米国ニュージャージー州で26日、58歳の若さで亡くなった。

1975年にはグラミーの新人賞にノミネートされたスノウ。『ポエトリー・マン』の大ヒットをはじめ、1970年代に数々のヒット曲を発表し、 “ブルースの妖精” として愛された。洗練された都会的なメロディを、しかしソウルフルに歌いあげることが彼女の特徴である。

娘のヴァレリーさんが重い脳症で誕生して一時は仕事を退いていたが、歌を捨てることなど出来ず、テレビ番組『A Different World』のテーマソングを担当して復活。また有名DJハワード・スターンのラジオ番組にも長くゲスト出演し、彼の結婚式でも歌を披露している実力派である。

スノウのマネージャーであるスー・キャメロンさんは、「スノウは昨年脳内出血で倒れました。肺炎、うっ血性心不全の発作を合わせると、1年半にも及ぶ闘病生活でした。歌手としてのカムバックを目標にし、その都度病を克服して来ましたが、今回ばかりは難しかったようです」と発表している。

パワフルなのに気取りのない自然な歌い方、ブルースなのに心地よい優しさに満ちたメロディ。スノウの音楽に癒やされた人は本当に多いはずである。早過ぎる死がとにかく残念でならない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)