エンタがビタミン

writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】「赤ちゃんが出来ることは奇跡。」鈴木おさむがドラマ「生まれる。」に込めた想い。

「赤ちゃんが出来ることは奇跡。」
金曜ドラマ「生まれる。」(TBS系)の脚本を務めた鈴木おさむが、自身のブログ「放送作家鈴木おさむのネタ帳」にそう記している。彼は「バラエティー」というイメージが強いが、今回はヒューマンドラマの脚本を手掛けている。彼はこのドラマに強い想いを込めているのだ。

4月22日付のブログに、「生まれる。」の脚本を手掛けるきっかけとなったエピソードを綴っている。
ドラマのプロデューサーと久しぶりに会ったとき「久々にドラマやる気ない?」と声をかけられ、その時に「50歳を超えた母親が妊娠して、その子供とのドラマだったらおもしろそうですけどね」と言ったことがきっかけで話が決まった。時期も2011年10月か7月という話だったが、結局4月に決定してしまった。当初鈴木は舞台もあることから無理があると、企画のみ作り一話が終わったら他の脚本家に任せようと思っていた。だが高齢出産を自ら調べて詳しくなっていくうちに「自分以外に書けない」と思うようになったという。

2008年に妻のお腹の子供が流産してしまったことも明かしており、その時に「赤ちゃんが出来ることは奇跡。」と感じた鈴木。彼は普段バラエティーもやっており、今はとても忙しい。しかしそんな多忙な仕事の合間を縫ってまで今回このドラマの脚本を書こうとしている。彼を動かしているものは一体何なのだろう。「何のために書いてるか?と聞かれたら、本音の部分で、妻の為に書いてる自分がいます。」と綴っている鈴木は、今回のドラマで妻が一番喜んでくれることを願っている。10話を通して妻に喜んでほしい、そう想うことが彼の原動力になっているのだ。

子供が出来なくて悩む人、逆に出来て悩む人、様々な人たちが存在する。しかし子供が出来ることは本当に奇跡であることを忘れないでほしい。不妊治療、高齢出産、子供を通して十人十色様々なドラマが存在する。またこうして今私たちが生まれたことも奇跡なのだ。
今生きていることが当たり前と感じてしまいがちだが、この「生まれる。」というドラマを通し、命についてもっと考えることが出来るかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 うずらの珠子)