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富士通 節電機能とセキュリティ機能を強化した兼ね備えた企業向けPCを発売

富士通は、節電機能を強化した企業向けノートPC「LIFEBOOK」、消費電力を抑えた企業向けデスクトップPC「ESPRIMO」、新モデルを追加したPCワークステーション「CELSIUS」を、2011年4月21日より日本国内にて販売開始した。

企業向けPCに求められるのは、セキュリティ機能と節電機能が強化されたモデルである。

「LIFEBOOK」では、電源オフ時や休止状態時に必要以上の電力供給をしない「ゼロワットACアダプタ」を新たに提供する。

あわせて、電力消費の平準化を実現する「ピークシフト」機能などによる節電機能を強化し、電力利用におけるユーザーのさまざまなニーズに対応する。

ACアダプタ接続時でも、あらかじめ設定した時間帯で自動的にバッテリーから電源を供給する「ピークシフト」機能により、電力消費の分散化に貢献する。

また、非接触型手のひら静脈認証センサー内蔵のノートPCや、ノートPC本体に内蔵可能なモバイルプロジェクターを新たに提供する。

「ESPRIMO」では、インテルの最新CPU「第2世代インテル Core プロセッサー・ファミリー」採用などにより、2006年度同社従来機種と比べ消費電力を約60%削減したほか、液晶一体型PCにて新たにナノイー発生ユニットを標準搭載した。

「CELSIUS」では、最大17.3型フルHD解像度液晶のモバイルワークステーションをラインナップに新たに追加し、ユーザーの作業環境に幅広い選択肢を提供する。

2011年夏は、各企業のいっそうの節電努力が求められることが予想され、自社の電力コストの削減と併せて、こうした強力な節電機能を持つPCの導入が有効となるであろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)