エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】被災地福島大学チームがハモネプで熱唱。全員が息を呑み涙する。

4月12日に放送された「青春アカペラ甲子園 全国ハモネプリーグ」に東北から福島大学の6人組『ひだまり職人』が参加した。

『ひだまり職人』は被災地にある福島大学の女子3人、男子3人のハーモニーグループ。震災から2週間後にようやく6人が揃ってハモれたという。
アンジェラ・アキの楽曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を女性ボーカルが歌い、他のメンバーがハーモニーを入れた。出だしから歌に込められた『気持ち』がひしひしと伝わり全員が息を呑み聞き入った。
アンジェラ・アキの歌詞は感動的で彼女の代表曲といえるものだが、『ひだまり職人』の歌からはそれに加えて彼女、彼らしか表現できない何かが感じられたのだ。
パフォーマンスを終えてボーカルの女性は「地震直後はまた6人が揃ってハモれるなんて思わなかったので嬉しい」、「震災があったのにホントに歌っていいのかなと思った。でも母が『自分のやりたいことを精一杯やりなさい』と言ってくれたので…」と涙ながらに語った。

審査員の武田鉄矢、ジェロらも涙を溜めてその感情は言葉にならない状態だった。鈴木亜美が涙を拭きながら「お母さんが言ってくれた言葉が素晴らしい。ここであなたたちが歌ったのは全国のみんなにきっと伝わっている」と気持ちを伝えた。
93点という高得点を出した『ひだまり職人』だったが、兵庫県の『アルテマ』の歌ったポルノグラフィティの「アポロ」が96点を得点しており惜しくも決勝進出はならなかった。そして、優勝したのはこのアルテマだったのである。
しかし6人が震災後のショックを乗り越えてこの「青春アカペラ甲子園 全国ハモネプリーグ」へ出場したことは、被災地のそして全国で心を痛める人々に勇気をくれたことは間違いない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)