『スパイダーマン』で知名度を上げ、『ミルク』で一気に人気を高めた俳優ジェームズ・フランコ（32）は、実は大変な勉強家。ついに憧れの分野で教師として大学の教壇に立つことが決まった。

先月末の「アカデミー賞授賞式」では、女優アン・ハサウェイとともにホストを務めたものの “つまらない” と視聴率がダウン。しかし俳優としては、6月に日本でも公開が予定されている『127時間』での熱演が話題となっている。

アカデミー賞主演男優賞に初ノミネートとなったこの作品では、ロック・クライミング中に落石事故が発生して腕をはさまれるという若者を演じており、生死を賭けた決断までの127時間をドラマチックに再現した感動のストーリーは、ファンでなくとも見逃せないはずだ。

俳優としての実力と人気が急激にアップしているフランコ、実はとんでもない勉強家で、ここ数年その両立が大変だった。中退していたUCLAに2006年に復学し、コックリ居眠りしながらも必ず授業に出席。2008年になるとコロンビア大とニューヨーク大のダブル・スクールで、小説家および映画製作者としての教育を受け、博士課程はエール大学を選んだ。

そしてこの度フランコは、演劇学および映画学においては全米一、二と言われ、多くの映画監督や役者を世に出したニューヨーク大学芸術学部 “Tisch School of the Arts” で教鞭をとることになったとし、3回生以降を対象とした「Adapting poetry into short films」というクラスを担当すると発表した。

ただし、そのクラスの定員はたったの12名。登録は早い者勝ちということだ。なお彼はこの経験を経て、5月には最近すごく人気の学位であるMFA（Master of Fine Arts/芸術学修士号）を取得すると張り切っている。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）